SM と乱暴は違う(3)補足
前記事 「SM と乱暴は違う(3)」 の補足です。
昨日の事件のようですが、本日の早朝にこんなニュースがありました。
バスの中で同乗していた女子高生の額を特殊警棒で殴ったとして、傷害の現行犯の容疑で逮捕された男は、24歳。丁度、前記事に書いていた事件の容疑者と年齢も近く、また、棒状のモノで額を殴るという犯行も似ていることから、思わず考え込んでしまいました。
もしかして、鶯谷で事件を起こした学生も、この事件の会社員もそうなのですが、最近の若者は普段から、何かあったときのために 「武器」 になり得るものを携行しているのでしょうか?
逆上して、武器を持ち出すというのも、まさしく、「キ〇ガイに刃物 」。
何とも不可思議な行動ですが、常に武器を携行するということは、殴り合いの喧嘩などしたことのない、昨今の若者は、そういう喧嘩を売られるようなトラブルを常に怖れているのかも知れません。
鶯谷の学生の場合も、もしかしたら、初めての風俗デビューだったのかも知れません。
医学部に入学するくらいの頭があるわけですから、ある程度起こり得るリスクを考慮して、イザというときのために、武器になる金属棒(トルクレンチ)を購入したのかも知れません。
そして実際に、ラブホに入ってみて、多分其処から嬢を呼んだのでしょう。
ホテルのフロントからの通報は、午後8時40分頃。
防犯カメラには、男性は午後6時半頃、女性は午後8時10分頃ホテルに入る様子が記録されていたという話もあります。
女性が到着して30分。
まずはお金を払って、一緒にシャワーを浴びて、歯を磨いて、ヨードで口をうがいして。
そこで何が起きたのかは分かりませんが、初めてという緊張で勃たなかったのでしょうか。それとも、拙い日本語しか出来ないタイの嬢が、「アナタノチソチソ、チイサイネ・・・」 みたいなことでも言ってしまったのでしょうか。
自己防衛意識の強い男性は、被害者意識が強かったり、また、往々にして自尊心も強く、肉体的に傷付けられることばかりでなく、自分が否定されることやプライドが傷つけられることを、極端に怖れたりします。
顔で全てを判断できるわけではありませんが、しかし写真で見る限りこの医学生も、見た目は真面目そうで、どちらかと言えば、社交的ではなく、感情表現も下手なタイプに見受けられます。
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これは、飲食店などでは良く見られる光景なのですが、店員に対して 「お客さまは神さま」 とばかりに横柄に振る舞う客と同じです。
普段目上の人に対しては、抑えている感情が、自分が見下している相手ということで、暴発してしまったのかも知れません。
これは、家庭などにおける DV やモラハラなども、構図は同じ。
いずれにせよ、一時の感情の激高で、暴力を振るうことが正当化できる筈もありません。
皆さんもお気を付け下さい。
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