2ntブログ
2019/04/22

ニッポンのセ/ックスを読み解く(4)

過去の記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く(3)」 の続きです。

 

ここ数年、「ゲスの不倫」 が流行りました。

 

「不倫する」 ゲスもいれば、それをあざとく 「人前に晒す」 ゲスもいて、またまたそこから逃れようと、狡からい 「言い訳をする」 ゲスもいれば、それをまたこっ酷く 「こき下ろす」 ゲス。

テレビ番組は 「人民裁判」 さながらで、日本人一億総 「ゲス」 社会に、なり下がった異常な数年でした。

 

妻や旦那の浮気が露見して、渡辺謙さんのように、「離婚」 に発展する場合もあれば、ご真希のように 「訴訟」 に発展する場合もありますし、同じく 「モー娘」 の矢口真里のように、不倫相手と結婚する場合もあったりします。

 

「離婚」 するも、結婚生活を 「続ける」 も、二人の心次第。

いろいろと理由はあるでしょうが、嫌々ツライ生活を続ける必要もないでしょうし、大事なことは、二人がこれからも家庭を再構築する意思を持っており、かつ、実現可能性も含め、二人が再出発する合意が出来るか否かなんだと思います。

 

20代や30代の 「浮気」 や 「不倫」 は、まだ若いこともありますし、その分純粋であるのか、それとも、かなり生々しいためか、感情的になりがちですが、40代や50代の 「不倫」 や 「浮気」 ともなると、大人になってくるのか、はたまた、ずる賢くなってくると言うのか、既婚者の場合、家庭を壊してまで不倫しようという人は、あまり見掛けません。

やはり若ければ再出発も可能ですし、純粋であるがゆえに 「裏切られた」 という思いも強くなるのでしょう。

 

***

 

「浮気」 も 「不倫」 も既婚者の場合は 「不貞行為」。

決して褒められる行為ではありませんが、しかし、それ自体は 「犯罪」 行為ではなく、あくまでも配偶者の 「権利の侵害」 に過ぎません。

 

暴かれた 「他人の不倫」 を批判して、そして一緒に叩く多くの国民。

では、実際にどれだけの人が、「浮気」 や 「不倫」 をしているのでしょうか?

 

   「男は全員、浮気をする」

 

という女性もいれば、

 

   「浮気をしない男も、実際に存在する」

 

と主張する女性もいます。

 

そもそも、異性に淡白だったり、セ/ックスが好きでない男性もいれば、自分の女房が好きで好きで溜まらない男性もいます。そういった男性は浮気しないでしょうし、仕事が忙し過ぎて、「浮気」 や 「不倫」 をするだけの時間や体力がない人もいるかも知れません。

また、「浮気」 や 「不倫」 は、一方的に出来る行為ではありませんので、中には、「浮気したくてしたくて、仕方がない」 のにもかかわらず、相手が出来なくて、「浮気できない」 男もいるかも知れません。

そうでもない限り、やはり男性には、一定の 「不倫」 をするリスクが掛かってくると思います。

ですので、どちらも正しいと言えるでしょう。

 

しかし、それは男性ばかりでしょうか?

 

「浮気」 や 「不倫」 には、相手が必要なのです。

中には、自分が 「既婚」 であることを隠して、付き合おうとするゲスもいますが、「不倫」 を承知で付き合う人も少なくありません。

 

人生に1回だけの過去の過ちも、懲りずに何回も繰り返す確信犯も、浮気は浮気、不倫は不倫。

 

***

 

前回の記事 「女性が中でイクために(10)」 でご紹介した、日本性教育協会が発行している 「現代性教育研究ジャーナル」 に掲載されている記事 「『【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ』 結果の概要」 を見ると、次のような調査結果が出ています。

 

 

 

なんと、20代では、男性の方が純真なんですね!?(笑)

浮気や不倫の経験のない人は、男で 68.3%あるのに対して、女性では 57.4%です。

30%強の男が浮気の経験があるのに対し、女性の方は 40%強。(笑)

女性おそるべしです。(笑)

 

30代40代で、男性の浮気不倫率は、60%代に大きく飛躍します。(笑)

そして、50代60代と階段を上る度に、70%、80%弱と増加していきます。

きっと 「オヤジ化」 が関係しているのかも知れません。ww

しかし、現在進行形は、40代から50代をピークに、60代では大きく半減しています。

 

30代以上の男性であれば、「3人に2人は、浮気の前科がある」 ことになります。(笑)


 

では女性の方は、どうかと言うと、

 

何とこの調査で一番すごいのは、20代と30代。

20代で40%強、30代で45%弱を記録し、それから40代50代と40%強で安定していますが、オレンジ色の部分は、過去に浮気や不倫の過去があった人の部分ですので、経年で増えこそすれ、減ることはありません。

 

女性で、50代と60代にギャップが見られるのは、時代の違いでしょうか?

現在の60代と言えば、ビートルズから、ディスコの初期に掛けての人達。フリーセ/ックスといったヒッピー文化には若干若過ぎて乗れなかった世代。ちょうど団塊世代以降の人達です。

 

女性の場合は、世代によって異なるものの、浮気や不倫の経験があるのは、2~3人に1人という計算になります。

 

「現在もある」 と回答した人達は、30代から50代の男性で、8~10%。

女性の場合は、20代から50代で、4~5% となっています。

おかしいなー、またまた人数が合いません。(^^;

この調査においても、風/俗の利用が 「浮気」 や 「不倫」 にカウントされているんでしょうか?(苦笑)

 

***
 

風俗の編入を確認するために、ジェクスのレポートにある 「これまでにお金を払ったセックス(性交渉)をしたことがあるか」 という項目のデータを使ってみることにします。

お金の絡む 「風/俗」 や 「援/助交際」 あるいは 「愛/人契約」 の類のようです。それを示すのが、図3です。

 

 

現在進行形のところだけを見ると、このような有償サービスを利用している場合は、図2の問いにおいても、図3の問いにおいても現在進行中となっているはずです。

そして、こういったサービスを利用している男性の場合は、特定の女性と不倫関係にあるケースは少ないものと仮定すると、現在、配偶者や恋人以外との性交渉があるとする男性のボリュームは、2.2~5.2%となり、現在、配偶者や恋人以外との性交渉があるとする女性のボリューム4.1~4.5%と比較的近い数値になります。

 

男性の場合、婚外恋愛あるいは浮気なのか、お金の絡む商売なのかを見てみると、次のグラフのようになります。

 

 

20代ではお金がありませんが、30代は既婚者の場合は出産などもあります。手っ取り早く風/俗等を利用しているということなのでしょうか?

40代になると、仕事で責任ある立場につくなど、部下との交流が増えます。ちなみに不倫が一番多いのは今の時代でも 「職場」 です。(笑)

50代でサービスの利用が増えているのは、若い子狙いなのでしょうか?(笑)

 

この仮説が正しいとすると、5~10%の男性が 「浮気」 や 「不倫」 をしており、純粋な 「不倫」 は、46.4%で、風/俗その他が 53.6% ということになります。

 

「ニッポンのセ/ックス 2018年版」 が既婚者に限定した値であったため、過去の記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く」 では、これを独身者も含めた数に補正してみましたが、その値が 11.3%。ジェクスの調査結果では、8~10%ですので、まあまあ良い線行っていると言えます。(笑)

 

風/俗の利用にもめくじらを立てる女性もいるかも知れませんが、「3人に1人」 は風/俗を利用し、そして、「3人のうちのもう1人」 が純粋な 「不倫」 をしている計算になります。

 

「男性も女性も、純粋に不倫や浮気をする人は 1/3」  ということになります。

男性の場合は、そこに、「風/俗その他を利用している、別の 1/3 の人達」 が加算されているということになります。 

 

そして、残る男性の1/3が、「浮気」 も 「不倫」 もしないし、「風/俗」 にも通わない人達 ということになります。

 

では、その人達はいったいどのような人達なのでしょうか?

次回はそのあたりを掘り下げてみたいと思います。(^o^)/

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