女性が中でイクために(10)
過去記事 「女性が中でイクために(9)」 の続き。
女性が 「中」 でイクこともそうですし、男女の 「セ/ックス」 でオーガズムを感じることでも良いですが、何が一番大事か?
それは、「諦(あきら)めないこと」 です。
諦めるということは、そこで確定すると言うこと。
株で言えば、持ち株を売った時点で 「損益が確定する」 のと同じことなのです。
大事なことは、その 「男」 を諦めるのは構いませんが、「イク」 ことは諦めない!
値が下がった場合、ずっと持ち続けて値上がりを待つのも手ではありますが、人には欲がありますので、素人の場合、上がれば上がるほど、もっと上がるのを期待してしまい、結局 「売り時」 を逃してしまったりします。婚期を逃してしまうのも、これと同じなのでしょうか?(苦笑)
そして、「株」 で難しいのは 「損切り」 です。
「損切り」 とは、損益を拡大させないために、早めに売ること。
マイナスが拡大しそうな 「株」 は、さっさと売り払って、その分を伸びる 「株」 に振り分ける(乗り換える?)投資法です。
儲けるために 「株」 を持っているのか、株主優待のようなものを期待して 「株」 を持っているのか。目的や目標をはっきりさせておかないと、結局は自分が損をします。
儲けを狙うなら、銘柄に固執してはいけませんし、逆に銘柄に固執するなら、儲けは諦める。
諦めるのが無理なら、せめて分散投資したいものです。(笑)
それでも、ポートフォリオを間違えれば、終わりですが。(^^;
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何故、諦めてはいけないのか?
それは、人にもよりますが、女性の華は意外と短いこと。
そして、諦めた途端、春が終わってしまうからでしょうか?
昔、とある女将さんから、「女の華は 35から55まで」 と聞いたことがありますが、それを言ったら、誰だったかは忘れましたが 「意外と長いじゃん」 と言っていました。(笑)
2017年での 「女性の平均寿命」 は、87.26歳で何と世界第二位。ちなみに第一位は香港なんだそうですが、その長さから見れば、女の華は人生の凡そ1/4に過ぎません。
先日アップした記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く(3)」 でもご紹介しましたが、年齢が高くなるに連れて、イケるようになる人の比率も増えていきます。
既婚女性で36.4%というのは、全世代の平均。
「いつでもオーガズムを感じる」 のは、20代では 11.5%、30代では 8.8%に過ぎませんが、40代は 14.9%、50代は 13.6%、60代は 18.3%。
「だいたい感じる」 という女性は、20代では 17.8%、30代では 24.4%であるのに対して、40代では 24.3%、50代では 20.9%、60代では 31.9%と、イケるようになる人の比率は、年齢が高くなるに連れて増えています。
しかし、ここで重要なことは、「ニッポンのセックス」 にもあるように、年齢があがるに従って、「セックスレス」 も増加していくということ。そして、特に女性の場合、「セ/ックスをしたいとは思わない」 という人が、かなりの勢いで増えていくのです。
20代では 39.3%ですが、60代では 85.4%にも昇ります。
ちなみに、この集計は、「自身のセ/ックスの頻度が少ないと答えた人」 に対して 「もっとセ/ックスをしたいか?」 と聞いた結果であって、全体比率ではありません。
そして、「日本性教育協会」 の方にも、ジェクス株式会社による調査の概要 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ結果の概要」 が掲載されていますが、ここで 「オーガズム」 の調査対象になっている人達は、当然ですが、その年齢でも 「セックス」 で現役の人達 なわけです。
「ニ/ッポンのセックス」 の表で言えば、60代女性では、「セ/ックスをしたいと思う」 と回答した 14.6%の女性を含め、自分でセ/ックスする機会を作っている人達なのです。
ちなみに、日本性教育協会の現代性教育研究ジャーナルの記事に載っているジェクスの調査で言えば、60代女性435名のうち、この1年間でセ/ックスしたと答えた女性108名の調査結果と考えるのが妥当です。
この調査データ 「この1年間(初めての性交から1年以内の場合にも1 年間として)で、もっとも頻繁にセックス(性行為)を行っているパートナー(相手)の年齢(歳)」 と各世代の母数から、女性のセ/ックスにおける 「現役比率」 を計算してみると、次のようになります。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
---|---|---|---|---|
68.9% | 74.4% | 63.9% | 45.9% | 24.8% |
ちなみに、男性の場合は、こんな感じです。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
---|---|---|---|---|
46.6% | 69.7% | 68.8% | 64.3% | 55.6% |
こちらのデータは、「したい」 「したくない」 という願望ではなく、「したか」 どうかの結果です。従って、「したくても出来なかった人」 は除外されています。
上記の値をグラフで表すとこんな感じになります。
男性の場合も、年齢の上昇と共に成績は下降しますが、しかし、40代以降の女性の落差ほどはありません。
以上から言えること。
女性は確かに、年齢が高くなるに連れて、イケるようになる人の比率は増加しているように見えます。しかし40代以降は確実に 「現役比率」 が減っていくと言うこと。
セ/ックスが嫌いな人や性欲のない人は、無理してしなくても良いわけですし、
イケようが、イケまいが、「命」 には全然関わりません。
人生の大義から見たら、小さなこと。
でも、
「どうせ女に生まれたからには、一度は女の喜びを味わってみたい♪」
その思う人は、とことん追い求めれば良いわけです (^^;
そこで大切なのは、「あきらめない!」 という強い気持ち。
そして、意識しなければいけないのは、「時間との勝負」 であるということです。
そして大事な 「心得」 は、以下の3つです。
① 諦めない
諦めた時点で、女の春、女の華は終わります。
② 指導を受ける (素直に教わる)
好きな人と一緒にイケるに越したことはありませんが、イカせた実績のない男と一緒にいくら探求してみたところで、イケるようにはなりません。イカせた実績が多い人の場合、早い子は1~2回でコツを掴みますが、遅い子の場合は 10~20回前後を要しますし、頑な子の場合はそれでも無理だったりします。
イクためのコツは、小さい頃の 「補助輪なし自転車」 に乗る練習と同じようなもので、1回でもイケれば、好きな人と一緒とでも何回もイケるようになります。
大事な人との時間を有意義に過ごせるようになるためにも、ある程度割り切って、実績のある人に相談してみるのも悪くないと思います。
③ 自分で探求する (自分でする)
しかし、どうしても指導が無理なら、他人(彼氏を含む)に頼らず、まずは自分自身で探求してみることしかありません。外イキが難しい女性の場合、外を幾ら刺激してもイクようにはなりません。
そういう場合は、自分の指で、Gスポットを刺激してみるか、あとは、ディ/ルドやバ/イブのようなもので奥(ポルチオ)を刺激してみるか、それでも駄目なら、ア/ナルから膣壁の裏側にある部分を刺激してみるのも良いかも知れません。
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たかがセ/ックス、されどセ/ックスです。
しかし昔から、生物はそれで 「未来」 に繋げて来たのです。
鮭はゴールを目指して、生まれた河を遡り、そこまで到達出来たオスとメスが、束の間の愛を育みます。
共通点は、と言えば、同郷の生まれであるのと、あとは故郷に帰れた事実とタイミング。
そして、その一回で息が絶えるのです。
「オーガズムが何故存在するのか?」
この率直な疑問に対しては、いろいろな学説がありますが、鮭を見る限りにおいては、オスの射/精とメスの排/卵誘発のためとしか、考えられません。
鮭の場合は、生まれ故郷のニオイとパートナーの認識。これがないと性欲もなければ、オスは勃たないし、メスもイカないのでしょう。
そして、生涯にたった1回の交尾ですが、ここで鮭のオスとメスは一緒にイクと同時に生涯を終え鱒ます。まさしく 「逝く」 わけです。
そしてそれは、辿り着いた者だけに与えられる特権 なのです。
本能の赴(おもむ)くままに、河や水路を遡(さかのぼ)り、その途上で朽(く)ち果てていく同僚を見ながらも、とにかく本能に自身を委ねて 「何回も何回もトライ」 して、生まれ故郷に辿り着くのです。
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たかがセ/ックス、されどセ/ックス。
「オーガズム」 なんて 「意味がない」 と言う人にとっては、それは 「意味のない」 ものであり、
それを 「本能が求めるもの」 と感じる人にとっては、それは 「意味のあること」 なのだと思います。
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