2ntブログ
2019/04/22

オーガズムとは(6)

過去記事 「オーガズムとは(5)」 からの続きです。

 

最近読んだ男性のブログ記事に、彼女が気持ち良くなってイクときに笑ってたので、後で 「何故笑っていたの?」 と聞いたけど 「分からない」 と言われた・・・、みたいなことが書いてありましたので、今回は、その辺の女性の 「セ/ックス」 にまつわる女性の 「感情表現」 について書いてみたいと思います。

 

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快感をその人が、どのような感情あるいは表情で表現するか。

 

AV(ア/ダルトビデオ)などでは、男性の性欲を高めようと、かわいらしさを全面に出して 「イク~~♪」 みたいなスタイルを良く見掛けますが、これらはほぼ全て 「演技」 です。(笑)

「オーガズム」 とは、そもそも ”痙攣を伴う極度の緊張からの弛緩” ですので、痙攣している最中は、首とか表情にもチカラが入ります。

 

セ/ックスに 「共通の様式」 みたいなものはありませんので、感情表現も、人それぞれです。

 

結論を先に言ってしまうと、

 

気持ち良くなってくると、「イヤイヤ」 と顔を背(そむ)ける人もいれば、「ニヤニヤ」 と笑いがこみあげてくる人もいますし、「苦しい表情」 をする人もいれば、気持ち良くなった後に涙が止まらず、ずっと 「わんわん」 泣いている女性もいます。

お酒に酔って、「泣き上戸(じょうご)」 になる人もいれば、「笑い上戸」 になる人もいるのと、何処か似ています。

 

後で、「何で?」 と聞いても、「分からない」 としか答えようがないのは、特に理由があってのことではありません。

何故なら、「オーガズム」 のときは、女性は前頭前野が機能停止していますので、そもそも女性に、はっきりとした記憶は残りません。お酒を飲み過ぎて、翌日にそのときの記憶が全くないのと同じなのです。

 

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「お酒」 も、酔う度合いには 「人間関係」 が絡みます。

 

いつも酔っぱらって、介抱しなければならない相手と飲んでいると、無意識に 「送っていかなくちゃ」 と言う緊張感があるためか、思ったほど自分は酔っていなかったりします。

逆に、先に酔ってしまう人間は、そいつと飲んでいると 「楽しい」 から、大きくなってしまうのでしょう。(笑)

 

なかなか 「イケない」 女性というのも、もしかしたら、見栄を張っていたり、意地を張っていたり、あるいは、恥ずかしさに耐えられないなど、さまざまな理由から自分を解放し切れていないのではないでしょうか。

「前頭前野」 が機能停止した後、最期に登場する 「ラスボス」 は、「扁桃体」 と呼ばれる、恐怖や不安を司る部位です。これを乗り越えて女性は 「オーガズム」 に達します。

最後は、不安や恐怖との闘いなのです。

自分に自信がなかったり、不安に捉われていると、自己の防衛本能からどうしても 「緊張感」 が抜けきらないのでしょう。

 

「セ/ックス」 とは、「雑念」 を捨てて、目の前のパートナーと100%向き合い、自分を相手に委ねる行為であり、自分の良いところばかりではなく、汚いところも醜いところも含めて、自分の全てを相手に晒(さら)す行為なのです。

 

   「今、自分は相手の人に、どう映っているのだろう?」

   「自分の変な顔を、相手に見られたくない・・・」

   「髪の毛が汚れちゃ嫌だっ!」

 

何かを気にしながら、お酒を飲んでいても酔えないのと同じで、こういう細かいことを気にして 「セ/ックス」 しても、気持ち良くはなれないのです。(苦笑)

世間の大切な 「一般常識」 であっても、二人の世界においては、そういった観念に捉われてはいけないのです。

貞淑な妻、恥じらいのある女も、ベッドに入るまでの話なのであって、其処から先は、女性は自身の全てを、男性に委ねなければいけないのです。

 

そして、大事なことは、自分の感情を抑えている人の場合は、自己の 「喜怒哀楽」 を出すようにすること。逆に、感情の起伏が激しい人の場合は、素直になること。自分の気持ちをポジティブな方向に持っていくことが大事です。

 

また、「セ/ックス」 は、「ありのまま」 の自分を出す行為ではありますが、「怒り」 や 「不満」 は抑えないといけません。

「自分!自分!」 と自分が前に出てしまっている状態は、自分を相手に委ねられている状態とは言えないためです。

 

「セ/ックス」 とは、心と身体の究極のコミュニケーションです。

このときばかりは、自分と相手の損得計算を忘れて、男性は 「陽」 になり、女性は 「陰」 に徹する。陽は陰を光で包み込み、陰に対して方向性を示し、そしてサポートする。

 

自分だけが楽しむのではなく、二人の時間を共に 「楽しい時間」 にしようとする思いが大切です。

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