2ntブログ
2017/09/03

「性☆交痛」 を感じる場合の対処

 

いままでいろいろと性愛に関する相談に乗ってきて、いろいろと聞いた言葉のひとつに 「性☆交痛」 というキーワードがありました。


とある40~50代の夫婦の場合、「性☆交痛」 をキッカケにレスになったとのこと。いろいろと試してみたけどダメだった、と伺(うかが)った記憶があります。

とある40代の女性の場合は、カレシとの 「セ☆クス」 で痛みを感じたり、あるいは、行為のあと多量の出血があるので怖くて、おそるおそる動くので集中できないという方もいました。
これらの女性に対しては、あまり激しく動かないようにしつつ、ゆっくりと拡張工事を施(ほどこ)した結果、それ以降は 「性☆交痛」 を感じなかったり、後者の方は、出血も見られなくなったとのことですが、いずれも、膣内に癒着(ゆちゃく)箇所があったのだろうと推測しています。(当然ではありますが、性☆交後多量の出血があり、婦人科系の疾患を心配される方は、病院での診断をお薦めします)。

「性☆交痛」 の原因は、いろいろとあると思いますが、いずれにせよ、女性のアソコは、赤ちゃんが通るくらいの拡張性と柔軟性は兼ね備えていますので、要因は複合的だと思っていますが、大きくは 「癒着」 を除けば、「潤(うるお)い不足」 と男性側の 「乱暴な動き」 です。

では、どのように対処したら良いのでしょうか?

 

 

(1) 前戯の時間をしっかりと取り、きちんと愛撫する

当たり前の話ですが、女性を十分に濡らすためにも、省略することなく時間をかけて、しっかりと前戯をしましょう。女性にとっては、アソコをはめる行為が 「セ☆クス」 ではありません。
女性の身体は、女性がその気になりさえすれば、全身が性感帯です。二人で雰囲気を高めていくことが重要。その意味では、会話も大切ですが、そのときは相手を白けさせないように注意しましょう。(苦笑)
激しすぎず、どちらかと言えばゆっくりと、触れるか触れないかくらいのタッチで、”清潔” にした手や指で、触れてみてあげて下さい。
アソコにも、ゆっくりと指を入れて、指の腹で、膣壁を確認するように動かします。大事なのは、指を出し入れすることはさほど重要ではないということです。むしろ乱暴な出し入れは、アソコを傷付けますので、それなら、しないほうが、まだマシです。

 

若い男性に多い(らしい)のが、AV 物真似派。AV で言う 「手☆マン」 で重要なのは、出し入れではなく、勢いによる振動です。乱暴に、ただ力任(ちからまか)せに出し入れされたら痛いだけ。

AV はそもそも 「演技」 で、実効性なんかよりも、ビジュアル効果 ”命” の世界ですので、間違った 「やり方」 を真似しないように。(苦笑)

 

前戯で一番大切なのは、女性が 「自分は大事にされている」 と思わせることです。それには、しっかりと時間をかけて、ゆっくりと丁寧に半分じらすくらいのつもりで、可愛がってあげる。ここでどれだけ、女性を気持ち良くさせるかが、大切です。

男性のアソコが 「馬並み」 であるならばともかく、その辺に何処にでもある 「並のチン○」 あるいはそれ以下であるならなおさら、前戯はさぼってはいけません。(苦笑)

自分が気持ち良くなる前に、「相手を気持ち良くしてあげよう!」 という気持ちがなければ、そんなのは、ひとの 「セ☆クス」 ではなく、交尾に過ぎないということを、お忘れなく。

 

 

(2) 潤いが足らない場合は、ローションを使用する

 

どうしても潤いが不足していると思われる場合は、潤滑剤入りのゴムを使用したり、ローションの使用をお薦めします。ローションを男性自身に塗って挿入するかたちになりますが、ローションは、薄すぎても流れ落ちるのが早いですし、濃すぎても上手く塗れません。

「性☆交痛」 を感じるのが、入り口のほうではなく、奥のほうである場合は、注射器タイプのケースにゼリーが入っている 「ウェットトラスト」 がお薦めです。

膣の奥に注入するかたちになりますので、男性自身に塗って使用する場合より、奥のほうの潤いは改善すると思います。

 

まずは、本数が少ない安価なもので、使用感を試してみることをお薦めします。

 


量が多くなると、1本あたりの単価は安くなりますので、お気に召した場合は、まとめ買いがお徳です。

 

 

 

 

(3) 乱暴に動かない

 

しっかり前戯をして、ローションを使っても痛みがある場合で、特に婦人科で診てもらって問題がない場合、男性自身もしくは男性の入れ方に問題がある可能性があります。

 

まず、大きいイチモツをお持ちの方。主婦のこだまさんの著書で、 扶桑社より出版されている 「夫のちんぽが入らない」 は有名ですが、大きすぎると入りません。(^^;)

 

 

江戸時代に書かれた月岡雪鼎(1726~1786)の艶本(つやぼん) 「艶道日夜女宝記(びどうにちやにょほうき)」 では、大きいのは 「胴返(どうかえし)」 と呼ばれ、「 稀(まれ)の道具にして名作なれ共、玉門を選らみ並の女はうけがたし 」 と書かれています。

 

「稀(まれ)な名器であることには違いないけれど、一般の女性ではまず受けれないので、相手を選ぶ必要がある。」

ということです。大きければ大きいほど良いと思っている男性も多いかと思いますが、当然ですが、限度はあるということです。

 

大きいのと同様、長いひとも気をつける必要があります。

十分な長さがあれば、奥に当たらないことはありませんので、その点は短小よりは良いと言えますが、長いイチモツのひとの場合は、アソコが細いほど女性が痛がるということを忘れてはいけません。

女性のアソコの奥 「ボルチオ」 に対する気持ちの良い刺激は、「摩擦」 ではなく、触れた状態で 「突付く」 感覚です。

長いイチモツのひとが、勢いをつけて突付くと、細ければ細いほど、気持ち良いのではなく、痛いのです。要は、大きなストロークは不要であり、押し付けるくらいの感覚でいいのです。

 

まずは、自分自身のモノを見極めるということ。

 

逆に自分自身のイチモツが短小だと思うひとは、出来るだけ深い挿入感のある、対面座位や屈曲位など、体位を研究してみて下さい。

 

 

男性自身の挿入に際しても、勢い付ける必要は全くありません。

相手の潤いに、自身のイチモツを馴染(なじ)ませるように、ゆっくりと少しずつ出し入れしていきます。

女性のコンディション等によっては、一番奥に到達したと感じるまでに、かなりの時間を要する場合もあります。

 

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「性☆交痛」 を感じる場合の ”参考” にでもなれば、幸いです。

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