2ntブログ
2019/04/22

ニッポンのセ/ックスを読み解く(2)

前記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く」 の続きです。

 

前の記事では、相模ゴム工業の調査以外にも、国立社会保障・人口問題研究所の 「出生動向基本調査」 などを参考にしましたが、この調査の存在を知ったのは、実は 「荒川和久氏」 の記事を読んででした。

この方は 「独身研究家」 を自称されておりますが、社会学者並みにきちんと統計の数字を掴むなど論理的ですし、「統計」 という掘りの外側からの攻めと、一方で 「独身」 の心理に基づく掘りの内側からの攻めはなかなか見事。

「人の相性」 を ”単なる主観的な思い込み” と言い切るような 「切れ」 は実に圧巻です。(笑)

 

ちなみに、荒川氏のインタビュー記事はコチラ:

 

   「第1回 いつの時代も『恋してる男女』は3割だけ。独身研究家に聞く『私たちの恋愛がうまくいかない理由』」

   「第2回 『理想のタイプ』って言うけれど…私たちがデートでつまずく理由」

   「第3回 『恋愛の先に結婚がある』は幻想です。浮気や不倫が流行る理由」

   「第4回 『恋愛が上手くいかない』と『結婚できない』が別問題である本当の理由」

   「最終回 あなたといる時の私が好き!理想でもスペックでもない『恋愛の指標』って?」

 

恋愛と結婚、浮気、理想と現実。

「人間関係論」 とでも呼びたくなりますが、大変参考になります。

 

***

 

いつの時代も 「恋している男女」 は3割だけ。

前回の記事の結論と繋げると、「その中の1割は不倫や浮気」 と言うことになります。

 

「タイプという幻想に縛られないで」 というアドバイスも秀逸です。

特に若者は 「アイドル」 とか、そういった 「幻想」 からスタートしているはずです。

自分の願望や妄想的イメージを大切にすることも悪くはありませんが、しかし、恋愛にしろ結婚にしろ 「現実」 であり、また、こればかりは一人で出来るものではなく、相手のあることです。

多くの恋愛を経験し、多くの失敗を繰り返し、多くの涙を流して 「現実」 を学び、「現実」 に軌道を修正して行くわけですので、これも当然と言えば当然です。

 

「男性は追っかけたい生き物」「手に入りそうで入らない距離が大事」 という言説を否定するのも、共感出来ます。

自分も、男は、「山の向こうにいるカモシカは追わない」 と思いますし、狩りの上手い男であれば、「手に入らない距離では捕まようとしない」 と思ってます。

 

そんな荒川氏の頭の中にある数字は、

 

   「モテたり恋愛出来たりする男は3割もいない」 

 

んだそうで、その2~3割に該当するのが 「オラオラ系ギラギラ肉食男子」。これに対し、余っている7~8割の独身男子は受け身らしいので 「草食系男子」 ということのようです。

「草食系と肉食系では、攻めるアプローチが違う」 と言っていますが、確かにごもっとも。(^^;

 

「恋愛」 において、「恋」 と 「愛」 を区別するというのも、納得できます。

「理想のパートナーなんてどこにもいない」 のは当然としても、「自分と同等がそもそも厳しい」 というのも、かなり熾烈(しれつ)な表現です。

これは 「マッチング理論」 から来ているようなのですが、この辺りは、異性を条件で振り落としたり、自分の価値観を基準にダメ出ししている人が、いつまでたっても、自分の相手を見つけられないのと、確かに、凄く関連性がありそうです。

 

女性向けのコラムを読むと 「女心」 が基軸にあり、男性向けのコラムを読むと 「男心」 が基軸にあるのが普通なのですが、彼の良いところは、男女どちらかを見て言っているわけではなく、両方を見て 「ニュートラル」 な視点から 「マッチング」 を捉えているところです。

 

彼が 「女子会」 は控えなさいと言っているのも、「いろいろな人と会いなさい」 と言っているのも、ひとつの意見や価値観に囚われず、いろいろと自身を揺さぶる意味で、そして、そこで本人が 「全く異なる価値観」 に出会い、「新たな視点」 や 「新たな視線」 に気付くことを期待してのことだと思ってます。

「機会」 を最大化し、「気付き」 によって目的地を 「最適解」 に収斂させるために、「エントロピー」 を出来るだけ高めて不安定な状況に置こうとしているわけです。

 

背景にある考え方は、かなりロジカルです。

 

婚活している人は勿論、結婚や恋愛に悩んでいたり、結婚や恋愛に 「一家言」 のあるひとは、是非読まれてみることをお薦めします。♪

2019/04/22

ニッポンのセ/ックスを読み解く

過去の記事 「ニッポンのセックス 2018年版 - 埼玉が全国一位!」 で、相模ゴム工業株式会社による大規模調査 「ニッポンのセ/ックス 2018年版」 をご紹介しましたが、この会社は 「相模オリジナル」 などを作っている 「コ/ンドーム」 メーカーです。

 

今回の調査は、2013年に実施した初回調査 「ニッポンのセックス」 に続く、第2弾です。

ちなみに、この報告書によると、日本人の夫婦・カップルの半数以上が 「セックスレス」 だと言われています。

 

夫婦・カップルの半数は、セックスレス

 

「セ/ックスレス」 の定義とは、「病気など特別な事情がないのに、1ヶ月以上性交渉がないカップル」 を言います。ですので、1年に11回ある人達も、1年に1回もない人達も 「セ/ックスレス」 にカウントされている可能性があると言うこと。

しかし、この前ちょっとお話を聞いた主婦さんは、5年も 「レス」 だと言っておりましたし、長い人になると、以前の愛奴ですが、10年以上も 「レス」 と言う女性も居ました。

結果的には、後者の女性は、自分と不倫関係になりましたが、しかし、旦那との 「レス」 は多分記録更新中なのではないでしょうか?

 

それとは逆に、旦那とはセ/ックスはしたくはないが、嫌々応じている女性も少なくありません。

可能な限り思い出してみても、どちらかと言うと、全体的には、コチラのタイプの女性のが多いように思われます。しかし、回数的には、「レス」 に含まれるような場合も散見されますので、やはり、「レス」 であるからと言ってゼロではない家庭も少なくないように思われます。

 

男性は、年を取れば取るほど 「性欲」 は落ちて行きますが、女性の場合は、早いと30代前半から徐々に性欲が強くなって来ますので、女性側が 「性」 をどのように受け止めるかによって、幸せの度合いは変わってきます。

どちらかが夫婦の性交渉を拒否しているのが、セックスレスなわけですから、旦那に執着しているタイプの女性は、なかなか自分の性を探求出来ず、不満を覚えるでしょうし、逆に、もう旦那に愛情を感じていないタイプの女性にとっては、セ/ックスレスは女性の思う壺と言えます。

 

セックスフルやセックスレスは 「幸せ」 のバロメータではなく、単なる人の 「性行動」 のひとつにすきません。セックスレスだからと言って、その現状に、お互い不満を感じているとは限らないわけです。

 

そして、そこに愛やトキメキがなくなったり、セ/ックスがなくなったとき、苦悩する人達の一部は、浮気や不倫をします。

 

しかし、「レス」 だから浮気や不倫をするのか?

 

浮気や不倫など、パートナー以外の人と現在進行形でセ/ックスをしているのは、男性で3割、女性では2割の人達。

しかし、セ/ックスレスだから浮気や不倫に走る人もいれば、セックスレスでなくても、浮気や不倫する人は居ます。

この統計から、その比率までを読み解くのは、どうやら限界のようですが、不倫や浮気に走る女性の場合、「旦那との性交渉が全くない」 人も中にはいますが、それ以外では、「旦那のことが嫌い」 になっていたり、「旦那に触られたくない」 人や 「旦那では満足できない」 人も多いように思います。

 

そうは言っても、誰しもが、不倫や浮気をするわけではありません。

家では 「レス」 で、自身には強い性欲があるのに、不倫や浮気に踏み込めない人もいます。

倫理観が強い人もいれば、リスクを怖れる人もいますし、優柔不断な人もいます。

 

2割の夫婦やカップルが、不倫や浮気中

 

日本の夫婦やカップルの、女性の2割、男性の3割は、リスクを取って自分の生活を充実させることを選択出来た人達と言えそうです。

何故なら、世の中には女性といい関係になりたいのにもかかわらず、彼女の出来ない男が、山のようにいるためです。(笑)

 

男性も女性も、浮気や不倫している人達の場合、特定の一人とセックスをしている人が大部分を占めていますが、しかし、期間は特に定められていませんので、女性の場合は、乗り換えに乗り換えを繰り返す人が多いということなのでしょう。

浮気や不倫は、一人で出来ることではありませんので、男性と女性の人数の格差、1割の男性の差が解消されません。

また、男性の中には、結婚しているのに独身と偽って、パートナーとして数えられているゲスな男性も、若干含まれているのかも知れません。(苦笑)

あるいは、女性はさっさと次に進んでいるのに、その女性のことをまだ 「自分の彼女」 であると思い込んでいる男性もカウントされているからなのでしょうか? 

 

うーん。前回の相模ゴム工業の調査 「ニッポンのセ/ックス」 でもそうだったのですが、この不倫や浮気をしている男女の 「統計差」 が、何故か気になります。(^^;

これは平均値だからなのでしょうか?

ちなみに、①特定1人、②特定複数、③不特定 として、各年代の人数(比)を積算すると、

 

   ①特定一人 ②特定複数 ③不特定  小計

男 85.7     22       27.2    134.9

女 67.9     4.6      3.6     76.1

 

となってしまいます。

これでもいけないのか?

各世代の人口比率で数を推計しないといけないのか?(^^;

 

1割の男性は、風俗を利用してると読むのが妥当?

 

男性の 「不特定」 というのも際立っていますが、これは、ソープとか買/春あるいは援/助交/際とか、そういう類のものなのでしょうか?「特定複数」 の中に、こういった類の回答が、紛れ込んでいる場合もあるでしょうし、それを言ったら、ソープで特定のお姉ちゃんを指名しているようなケースが、「特定一人」 の中に紛れ込んでいる場合もあり得るわけです。

 

この男女差は、風俗のバイアスが働いているから、男性に高く出て来ているのでしょうか?

「その相手と何処で出会いましたか」 の回答に、”風俗店” という回答も見られ、全体では6.9%を、出会い系サイトは、7.7%を占めていますので、男性の比率増加は風俗店その他の利用も含まれていると理解して良さそうです。

 

とするならば、「男性の1割は風俗その他を利用し、世の中の夫婦やカップルの2割は、浮気や不倫をしている」 と理解した方が良さそうです。(笑)

 

母数の極めて多い大規模な調査ではあるのですが、意外と追跡はしづらく感じます。

「もっとセ/ックスをしたいか」 という質問も、ご自身のセ/ックスの頻度が少ないと答えた人に限定され、その集計が100分率で示されてしまっているため、そもそもセ/ックスが好き・嫌いといった、性に対する意識の違いは読むことが出来ません。もったいない、残念。(^^;

 

***

 

いろいろとグダグダ説明致しましたが、以上の解釈が正しいとして、皆さんは、夫婦やカップルの半数が 「セ/ックスレス」 にあり、そのうちの2割が不倫や浮気している現状をどう思われますか?

「セ/ックスレス」 に関して言えば、既婚者やお付き合いしている人がいる人達の2人に1人。不倫や浮気については、既婚者やお付き合いしている人がいる人達の4人に1人と言うことになりますが、これが多いと感じるか妥当な数字と感じるかです。

 

ひとつ注意する点(盲点)があります。

 

この調査は、既婚者やお付き合いしている方(パートナー)が居る人を対象としていることです。

ここが重要なのですが、日本人で既婚者となると、どの程度いるのか?

年齢が下がれば下がるほど少なくなりますし、年齢があがるに従って既婚者の数は増えます。

未だ結婚したことのない人の割合を表す指数として、「生涯未婚率」 というものがありますが、統計上の 「生涯未婚率」 というのは 「調査年に50歳の男女のうち結婚歴がない人の割合」 を示します。

 

「『生涯未婚率』男性が圧倒的に高いワケ」

 

2015年の時点で、男性の23.4%、女性の14.1%は一度も結婚経験がない のです。

では、結婚比率はどのくらいになっているのでしょうか?

 

こちらによると、男性で全体の平均の60.9%、女性で全体の平均の56.3%が、有配偶者となっています。

 


 

また、国立社会保障・人口問題研究所の 「現代日本の結婚と出産:第15回出生動向基本調査(独身者調査ならびに夫婦調査)報告書」 によると、異性の交際相手を持たない未婚者は、男性で69.8%、女性で59.1%となっています。

 

男性全体の39.1%が未婚者で、その中で交際相手がいるのは30.2%であることから、未婚者で交際相手がいるのは、男性全体の11.8%。

女性の場合は、女性全体の43.7%のうちの40.9%なので、女性全体の17.9%となります。

 

つまり、相模ゴム工業の調査対象は、男性の72.7%(60.9+11.8)、女性の74.2%(56.3+17.9)であり、そのうちの2人に1人は 「セ/ックスレス」 であり、4人に1人は不倫や浮気をしているに過ぎないのです。

2018年の国民の平均年齢は、46.7歳。

2017年の国民の平均寿命は、男性が81.09歳で、女性が87.26歳です。

 

相模ゴム工業の調査は、20代から60代の男女14,100名が対象ですので、中央値は40代。その中心値は45歳。

雑に言えば、45歳を超えて日本人は 「セ/ックスレス」 と思えば、「2人に1人がセックスレス」 と言われても、そう不思議ではないのです。

 

***

 

では、浮気や不倫はどうか?

 

男性の場合は、72.7%の26.4%で、全体の19.2%、女性の場合は、74.2%の15.2%で、全体の11.3%となります。

この男女差は、男性の風/俗等の利用によるものと仮定するならば、「不倫や浮気をしている男女は、どちらも国民の11%程度となり、10人に1人」 程度に落ち着くわけです。

 

***

 

今回の調査で、「浮気率全国一位」 に輝いた 「埼玉県」 も、浮気率は31.03%ですから、実質的には、22.8%。ほぼ4人から5人に1人いるかいないかの比率ですので安心して下さい。(笑)

しかし、二つのカップルが居たら、その中の1人は誰かと不倫や浮気をしている可能性があるということです。この数値を高いと読むか、低いと読むかは読者次第です。(笑)

2019/04/22

「都市伝説」という言葉で片づけない(7)- オ/ナ見せ篇

前記事 「都市伝説」という言葉で片づけない(6)- 飲尿プレイ篇2」 の続きです。

 

これまで、「都市伝説」 と受け止められ兼ねないさまざまな性的現象のほか、常人には一般に理解を得られないであろう 「ア/ナルセックス」 や 「SM」、「複数プレイ」 や 「飲尿プレイ」 といったさまざまな 「変態行為」 をご紹介してきました。

何故このような行為に至るのかと言えば、それは性向や性癖も関係しているでしょうが、やはり非日常的な世界で、「気持ち良くなりたい」 という 「性の探求」 における強い思いに他なりません。

 

最後にご紹介するのは、「オ/ナ見せ」 です。

 

これでも 「敷居が高い」 と言う方も、少なくないと思われますが、しかし、今までご紹介した中では、目隠しをしたり、手を軽く縛ったりする 「ソフトSM」 と並んでご家庭での夫婦生活などにも導入しやすいのではないでしょうか?

 

「オ/ナ見せ」 とは、自/慰行為をお互いに見せあうというもの。

そもそも、自/慰行為は、一人でこっそりと隠れてするものですので、見せ合うことには抵抗があると思います。

しかし、このような性的行為を相手に見せることによる 「快感」 というものもありますし、また、恥じらいつつも、行為をさせることによって、心理的に SM 的なエロティシズムを醸し出すことが出来ます。そして一番大事なこと。それはお互いに相手を意識出来るということです。

 

「どうしても、恥ずかしくて無理」 という場合には、セ/ックスの最中で、相手にオ/ナをさせるという方法もあります。

女性に、自分のを触らせて、自分で気持ち良くさせるのです。

そして男性は、それを見ながら、男性自身をしごく。

少なくとも、女性の場合、ネットで他の女性を見てしごく旦那よりは、自分を見てしごいてくれる旦那の方が百倍も愛おしく感じてくれる筈です。

 

だんだん、女性が高まってきたら、男性はお手伝いをしてあげても良いでしょうし、

 

   「誰のことを考えて、オ/ナってるんだ?

    この前、家まで送ってくれた、部下の山田か?」

 

みたいに、ちょっと意地悪に言葉で責めてみても良いかも知れません。

 

女性は、イケるようであれば、イカせるようにしますが、男性は自分でしこってイってしまっては、意味がありません。

興奮が高まって来たなら、自分のアソコに、擦り付けさせても良いかも知れません。

通称 「素股(すまた)」 と呼ばれるやつです。(笑)

そして、何かの拍子で中に入ってしまったら、出来るだけ堪えて、女性を気持ち良くしてあげて下さい。

 

前戯(フォアプレイ)として、こんなちょっとした遊びを導入するだけでも、女性はかなり 「気持ち」 が入ってくると思います。

勿論、女性がその気になって来る 「生理前」 が良いのは、言うまでもありません。

 

参考までに、以下の記事をご紹介します。

 

   「『相互マス/タベーション』が男女間のオーガズム格差を解消するという主張」

 

自分で一人、こそこそ隠れてするのが、「マス/タベーション」 ですが、一人で隠れてしているところを覗かれてしまうから 「恥ずかしい」 のです。

しかし、その 「恥ずかしい」 という気持ちは、「エロティシズム」 の源泉ですので、そこで拒絶してはいけません。

恥ずかしい時間を二人で共有することも、「セ/ックスレス」 防止に役立つと思います。

 

二人の間に何も会話もない状態で、黙々とするのが 「セ/ックス」 ではありません。

「オ/ナ」 を見せ合いながら、いろいろと 「性に関する話」 をしても良いのです。

 

そういった会話の中から、パートナーの新しい側面を発見出来るかも知れません。

2019/04/22

女性が中でイクために(10)

過去記事 「女性が中でイクために(9)」 の続き。

 

女性が 「中」 でイクこともそうですし、男女の 「セ/ックス」 でオーガズムを感じることでも良いですが、何が一番大事か?

 

それは、「諦(あきら)めないこと」 です。

 

諦めるということは、そこで確定すると言うこと。

株で言えば、持ち株を売った時点で 「損益が確定する」 のと同じことなのです。

大事なことは、その 「男」 を諦めるのは構いませんが、「イク」 ことは諦めない!

 

値が下がった場合、ずっと持ち続けて値上がりを待つのも手ではありますが、人には欲がありますので、素人の場合、上がれば上がるほど、もっと上がるのを期待してしまい、結局 「売り時」 を逃してしまったりします。婚期を逃してしまうのも、これと同じなのでしょうか?(苦笑)

 

そして、「株」 で難しいのは 「損切り」 です。

「損切り」 とは、損益を拡大させないために、早めに売ること。

マイナスが拡大しそうな 「株」 は、さっさと売り払って、その分を伸びる 「株」 に振り分ける(乗り換える?)投資法です。

 

儲けるために 「株」 を持っているのか、株主優待のようなものを期待して 「株」 を持っているのか。目的や目標をはっきりさせておかないと、結局は自分が損をします。

儲けを狙うなら、銘柄に固執してはいけませんし、逆に銘柄に固執するなら、儲けは諦める。

諦めるのが無理なら、せめて分散投資したいものです。(笑)

 

それでも、ポートフォリオを間違えれば、終わりですが。(^^;

 

***

 

何故、諦めてはいけないのか?

 

それは、人にもよりますが、女性の華は意外と短いこと。

そして、諦めた途端、春が終わってしまうからでしょうか?

 

昔、とある女将さんから、「女の華は 35から55まで」 と聞いたことがありますが、それを言ったら、誰だったかは忘れましたが 「意外と長いじゃん」 と言っていました。(笑)

2017年での 「女性の平均寿命」 は、87.26歳で何と世界第二位。ちなみに第一位は香港なんだそうですが、その長さから見れば、女の華は人生の凡そ1/4に過ぎません。

 

 

先日アップした記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く(3)」 でもご紹介しましたが、年齢が高くなるに連れて、イケるようになる人の比率も増えていきます。

 

既婚女性で36.4%というのは、全世代の平均。

「いつでもオーガズムを感じる」 のは、20代では 11.5%、30代では 8.8%に過ぎませんが、40代は 14.9%、50代は 13.6%、60代は 18.3%。

「だいたい感じる」 という女性は、20代では 17.8%、30代では 24.4%であるのに対して、40代では 24.3%、50代では 20.9%、60代では 31.9%と、イケるようになる人の比率は、年齢が高くなるに連れて増えています

 

しかし、ここで重要なことは、「ニッポンのセックス」 にもあるように、年齢があがるに従って、「セックスレス」 も増加していくということ。そして、特に女性の場合、「セ/ックスをしたいとは思わない」 という人が、かなりの勢いで増えていくのです。

 


20代では 39.3%ですが、60代では 85.4%にも昇ります。

ちなみに、この集計は、「自身のセ/ックスの頻度が少ないと答えた人」 に対して 「もっとセ/ックスをしたいか?」 と聞いた結果であって、全体比率ではありません。

 

そして、「日本性教育協会」 の方にも、ジェクス株式会社による調査の概要 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ結果の概要」 が掲載されていますが、ここで 「オーガズム」 の調査対象になっている人達は、当然ですが、その年齢でも 「セックス」 で現役の人達 なわけです。

 

「ニ/ッポンのセックス」 の表で言えば、60代女性では、「セ/ックスをしたいと思う」 と回答した 14.6%の女性を含め、自分でセ/ックスする機会を作っている人達なのです。

 

ちなみに、日本性教育協会の現代性教育研究ジャーナルの記事に載っているジェクスの調査で言えば、60代女性435名のうち、この1年間でセ/ックスしたと答えた女性108名の調査結果と考えるのが妥当です。

この調査データ 「この1年間(初めての性交から1年以内の場合にも1 年間として)で、もっとも頻繁にセックス(性行為)を行っているパートナー(相手)の年齢(歳)」 と各世代の母数から、女性のセ/ックスにおける 「現役比率」 を計算してみると、次のようになります。

 

20代 30代 40代 50代 60代
68.9% 74.4% 63.9% 45.9% 24.8%

 

ちなみに、男性の場合は、こんな感じです。

 

20代 30代 40代 50代 60代
46.6% 69.7% 68.8% 64.3% 55.6%

 

こちらのデータは、「したい」 「したくない」 という願望ではなく、「したか」 どうかの結果です。従って、「したくても出来なかった人」 は除外されています。 

上記の値をグラフで表すとこんな感じになります。

 

 

男性の場合も、年齢の上昇と共に成績は下降しますが、しかし、40代以降の女性の落差ほどはありません。

 

以上から言えること。

 

女性は確かに、年齢が高くなるに連れて、イケるようになる人の比率は増加しているように見えます。しかし40代以降は確実に 「現役比率」 が減っていくと言うこと。

 

セ/ックスが嫌いな人や性欲のない人は、無理してしなくても良いわけですし、

イケようが、イケまいが、「命」 には全然関わりません。

人生の大義から見たら、小さなこと。

 

でも、

 

「どうせ女に生まれたからには、一度は女の喜びを味わってみたい♪」

 

その思う人は、とことん追い求めれば良いわけです (^^;

そこで大切なのは、「あきらめない!」 という強い気持ち。

そして、意識しなければいけないのは、「時間との勝負」 であるということです。

 

 

そして大事な 「心得」 は、以下の3つです。

 

① 諦めない

諦めた時点で、女の春、女の華は終わります。

 

② 指導を受ける (素直に教わる)

好きな人と一緒にイケるに越したことはありませんが、イカせた実績のない男と一緒にいくら探求してみたところで、イケるようにはなりません。イカせた実績が多い人の場合、早い子は1~2回でコツを掴みますが、遅い子の場合は 10~20回前後を要しますし、頑な子の場合はそれでも無理だったりします。

イクためのコツは、小さい頃の 「補助輪なし自転車」 に乗る練習と同じようなもので、1回でもイケれば、好きな人と一緒とでも何回もイケるようになります。

大事な人との時間を有意義に過ごせるようになるためにも、ある程度割り切って、実績のある人に相談してみるのも悪くないと思います。

 

③ 自分で探求する (自分でする)

しかし、どうしても指導が無理なら、他人(彼氏を含む)に頼らず、まずは自分自身で探求してみることしかありません。外イキが難しい女性の場合、外を幾ら刺激してもイクようにはなりません。

そういう場合は、自分の指で、Gスポットを刺激してみるか、あとは、ディ/ルドやバ/イブのようなもので奥(ポルチオ)を刺激してみるか、それでも駄目なら、ア/ナルから膣壁の裏側にある部分を刺激してみるのも良いかも知れません。

 

***

 

たかがセ/ックス、されどセ/ックスです。

 

しかし昔から、生物はそれで 「未来」 に繋げて来たのです。

鮭はゴールを目指して、生まれた河を遡り、そこまで到達出来たオスとメスが、束の間の愛を育みます。

共通点は、と言えば、同郷の生まれであるのと、あとは故郷に帰れた事実とタイミング。

そして、その一回で息が絶えるのです。

 

 

「オーガズムが何故存在するのか?」

 

この率直な疑問に対しては、いろいろな学説がありますが、鮭を見る限りにおいては、オスの射/精とメスの排/卵誘発のためとしか、考えられません。

 

鮭の場合は、生まれ故郷のニオイとパートナーの認識。これがないと性欲もなければ、オスは勃たないし、メスもイカないのでしょう。

そして、生涯にたった1回の交尾ですが、ここで鮭のオスとメスは一緒にイクと同時に生涯を終えます。まさしく 「逝く」 わけです。

 

そしてそれは、辿り着いた者だけに与えられる特権 なのです。

 

本能の赴(おもむ)くままに、河や水路を遡(さかのぼ)り、その途上で朽(く)ち果てていく同僚を見ながらも、とにかく本能に自身を委ねて 「何回も何回もトライ」 して、生まれ故郷に辿り着くのです。

 

***


たかがセ/ックス、されどセ/ックス。

 

「オーガズム」 なんて 「意味がない」 と言う人にとっては、それは 「意味のない」 ものであり、

それを 「本能が求めるもの」 と感じる人にとっては、それは 「意味のあること」 なのだと思います。

2019/04/22

女性が中でイクために(9)

過去記事 「女性が中でイクために(8)」 の続きです。

 

今回は、過去記事の補足ですが、まず、「女性の中イキ」 について、明らかにしておくことがあります。

 

イってる女性は、記憶がない

 

「オーガズム」 で女性が意識を失うわけではありません。意識はあるのですが、記憶がないのです。また、しばらくたって言葉でやり取りしたことなども、忘れてしまうことがあります。

これは、女性の 「オーガズム」 が持続的な性質を持つためだと思われますが、とにかく、頭の中が朦朧(もうろう)としているような状態なのです。

 

そんな状態にあるわけですので、

 

中イキをしている女性自身は、「自分を観察できない」 ということです。

何故なら、オーガズムを迎える手前になると、女性の 「前頭前野」 は機能停止するのです。

社会的規範を含め、ここは言わば女性の知性を司る部分。

あれは確か何年の何月何日から始まって、かなり昔の会話の内容を覚えているなど、記憶力が大変良い女性も世の中にはたくさん居ますが、その記憶も数を数えるのも、指令は全て前頭前野から発せられます。

しかし、オーガズムを迎える手前になると、女性の 「前頭前野」 は機能停止するため、数も数えられなければ、記憶もまばらなのです。

 

自分は愛奴に 「調教日誌」 を書かせていますが、何回も深く 「オーガズム」 を迎えたときは、女性の記憶は飛び飛びになり、前後関係がまず分からなくなります。

そして、記憶は曖昧であり、肝心の部分は記憶からぽっかりと抜け落ちていたりするのです。

「イきそう・・・」 なところまでは思い出すことが出来ても、そのあとの記憶が抜けているのです。

 

「外イキ(ク/リイキ)」 よりも深い 「エクスタシー」 が何回も訪れる 「中イキ」 の場合は、得にその傾向が強くなります。

何を言いたいかと言うと、それゆえに、女性はそのときの状況を、言葉では表現できないのです。

従って、偉そうに 「中イキ」 談義をしている女性が居たとしたら、まずはニセモノと疑って下さい。(笑)

一人でしているときの話であるなら、まだ信憑性があるかも知れませんが、男女のセ/ックスにおける 「中イキ」 を説く女性は、自分の言葉や感覚で語っているわけではないということ。

誰かの本や記事を読んでリライトしているか、空想で書いているかそんなところです。

 

女性が 「オーガズム」 を迎える手前で、「前頭前野」 が機能停止することは、fMRI という計測法によって立証されています。「前頭前野」 が機能停止するということは、理性も頭も働かない状態なのです。

勿論、1か0ではありませんので、程度によっては、ぼんやりと記憶がある場合もあるかも知れません。しかし、記憶が残っているようだったら、それは、ガッツリとはイっていないという意味なのです。女性の 「オーガズム」 と 「記憶」 は、そもそもが背反しているのです。

 

***

 

いくつか情報をアップデートしておきます。

 

まずは、「都市伝説」という言葉で片づけない(2)- ア/ナルセックス篇」 の記事です。

「ア/ナルセックス」 マニアに聞いてみたところ、当人いわく 「前の穴でも後ろの穴でも、どちらも好き」 とのこと。但し、「後ろの穴」 で何回も何回も狂ったようにイキまくる女性の場合は、断然、後ろの方が好きなんだそうです。

 

確かに、このタイプの女性は存在します。

自分が以前ご紹介した 「自分は気が強くて、自分のことを S だと思っていた女性」。

彼女は、それまではセ/ックスでオーガズムを経験したことがなかったのですが、そのときに新しく付き合いだした彼氏にSM で、ア/ナルを責められて、それから何回も何回もイケるようになったのだそうです。

まさしく、「ア/ナルセックス」 マニアが言っているのと、ぴったり一致。(笑)

 

そして、このタイプの女性の特徴としては、「オーガズムとは(5)」 のところでもご紹介しましたが、膣の裏側、膣壁と腸壁の間に、感じるスポットを持っています。

ここの部分は、膣側からも刺激可能なのですが、アナル側からも刺激可能な場所なのです。

 

自分の愛奴の何人かも、このスポットを持っています。

 

「G スポット」 との違いは、ちょっと鈍い痛みのように感じること。

そして、イったときの感じは、ポルチオでの中イキが、「膣が痙攣する感覚」 だとしたら、この裏のスポットは、「骨盤が締まるような感覚」 で、強い刺激だと言っていました。

そのためか、本人は 「イキそう・・・」 になったところまでは、何とか記憶を辿れたのですが、それから後の記憶がぽっかりと抜け落ちていました。

もしかしたら、ポルチオよりも刺激が強力なのかも知れません。(笑)

 

***

 

女性のカラダ、恐るべしです。(^^;

2019/04/22

オーガズムとは(10)

過去記事 「オーガズムとは(9)」 の続きです。

 

以前に 「オーガズムとは(8)」 で 「潮/吹き」 の話を書きましたが、とある女性の読者の方から、こんな体験談を聞かせていただきましたので、ご紹介致します。

私は、初めて潮を吹いたのは5年前。はじめはお/しっこ漏れたかと思ったよ 滝汗

潮を吹くときは、くすぐったいような感覚で 「出ちゃう~」 ってわかります。溢(あふ)れ出てくるんだよね、お/しっこと違って臭いがない液体(笑)

それから、バイブ使っても出ちゃうようになったの !!

でも、ち/んで突かれた快感とは別物だね💦

やっぱそっちが好き

 

ここで思い出したことが、あります。

 

「オーガズムを迎える」 にあたって大事なことのひとつ。

 

それは、尿意や便意を乗り越える ということ。

 

オーガズムを迎える際に、お/しっこが出そうに感じたり、膣の裏側のスポットの方だと、ウ/ンコが出そうな感じがしたりする場合があります。

多くの女性は、そこで集中が途切れてしまうのですが、これは偽りの尿意であり便意。

神さまが、二人を試しているのです。

 

本当に漏れるなら、頭の中を真っ白にして、お/しっこでもウ/ンコでも漏らせば良いのです。

 

オ/シッコやウ/ンコの意味するところ

 

SM において 「ア/ナル調教」 したりするのも、一部のア/ナルセックスマニアや、ス/カトロマニアを除けば、「お/しっこやウ/ンコは汚い」 という世間の常識や社会通念を壊すためです。

 

どんなに美人でも、ウ/ンコは臭いもの。(笑)

 

臭いのは美人に限りませんが、女性からしたら、自分が一番他人に見られたくないものを、見られてしまうという 「羞恥」 がありますし、着飾ることで心に鎧をまとっているタイプの女性の場合は、お/しっこやウ/ンコは、弱い自分や醜い自分あるいは嫌いな自分と等価のものなのです。

 

自分を守るのではなくて、二人で乗り越える。

女性は自分の 「見栄」 も 「エゴ」 も捨て、「ありのまま」 の状態で、男と一つになって、そこで初めて強烈な 「オーガズム」 を味わうのです。 

 

「自分を好きになる」 というのは、「ナルシスト」 みたいに、自分本位に 「自分のことばかり」 を考えるのではなくて、「ありのままの自分」 を許容することであり、「自分を嫌いにならない」 ことであり、嫌いな自分を許容することなのです。

 

世の中、「向上心」 は必要ですが、「見栄」 も (変な意味での)「プライド」 も要りません。

自分の 「虚像」 ばかりを良くしたところで、何の意味もありません。

 

要は、「インナーマザー」 や 「インナーチャイルド」 との対峙なのです。

 

SM とオーガズム

 

「SM」 では、「お/しっこ漏らし」 も、「ウ/ンコ垂れ」 も、「恥」 でも何でもないと言うことを、言いたかっただけなのですが、またまた、話が脱線してしまいました。

 

「SM」 に活路を見出す女性の多くが、何故あれだけイケるようになるかと言うと、そういった 「異次元」 の世界に身を委ねることによって、常に自分が縛られている 「社会常識」 から逃れ、そこで、内なる自分を発見し、その結果、「中イ/キ」 ばかりか、「脳イ/キ」 するようになるのです。

 

全く 「イケてない女性」 にしてみれば、これも 「都市伝説」 と思われても不思議ではないのですが、「中イ/キ」 する女性は、本当に1ラウンド(3時間)で、30回でも40回でもイクようになりますし、「脳イ/キ」 する女性は、乳首はもちろん、指の股でも、唇や舌でもイケるようになります。

 

そして、「中イ/キ」 や 「脳イ/キ」 は、それまでのセ/ックスで 「オーガズム」 を経験したことがある・ないには、全く関係ありません。

 

今までセ/ックスしたいと思ったことがないような、セ/ックスには消極的な女性や、一度もセ/ックスを気持ち良いと思ったことのない女性。「勝ち負け」 は関係ありませんが、しかし、「女の幸せ」 という意味においては、一番其処にたどり着くには、縁遠いと思われる女性でさえ、「中イ/キ」 や 「脳イ/キ」 によって、何十回でもイケるようになれている のです。

 

漏らしても構わないと続ける

 

今までに 「セ/ックス」 で、「あっ、イケるかも?」 と感じたあとに、尿意を覚えたり、あるいは、便意を覚えた経験のあるひとは、「漏らしてもいい」 と思って続けるようにしてみて下さい。

 

自分のパートナーの前でお/しっこしてみるのが、一番解りやすいのですが、覚悟を決めて、パートナーの前でお/しっこをしようといくら踏ん張ってみても、普通の人はお/しっこが出てこないと思います。(笑)

 

「漏らしてもいい」 と思って、セ/ックスに集中することで、もしかしたら、冒頭にご紹介した女性のように 「潮を吹く」 女性もいるかも知れませんし、その先に 「オーガズム」 を経験する女性もいるかも知れません。

 

***

 

少しでも、「イケるようになりたい!」 と悩んでいる女性、そして、「女性をイカせたい!」 と思っている殿方のお役に立てれば幸いです。

 

老若男女を問いません。ご相談のある方は、アメーバのメッセージから受け付けております。

アカウントのない方は、無料ですので、お作りになられることをお薦めします。

2019/04/22

オーガズムとは(9)

前回の記事 「オーガズムとは(8)」 の続きです。

 

今回は、「オーガズム」 と 「エクスタシー」 の違い について。

 

女性誌などで、たまに 「セ/ックス」 に関する読者アンケートなどによる集計を掲載したりしているのを見掛けます。しかし、こういった記事は、読者を対象にしていることにより、偏(かたよ)りが発生している可能性も高いですし、全体の母数がかなり小さく、統計調査とは言えないものがほとんどです。

 

このため、相模ゴム工業の 「ニッポンのセ/ックス」「ニッポンのセックス2018年版」、ジェクスの 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ」 などの 「大規模調査」 からのデータを引用してきましたが、それはやはり、きちんと 「セ/ックスの実情」 について読者の方に理解して貰いたい、生データであるからです。

 

***

 

何故なら、メディアに登場する、「性」 のオーソリティ 的な立ち位置にいる人達は、実に多様です。そして、きちんと語り切れている人がいるかというと微妙だからです。

男は、施術側であり、観察側ですが、自分で直接感じ取ることは出来ませんし、女性は感じる側なのですが、全ての要素を直接感じることが出来る人は、ほんの一握りですし、残念なことに、女性は 「オーガズム」 のときのことは、あまりしっかりとは記憶出来ないのです。

 

自分が書いている 「体験」 としての記事の内容も、これは、愛奴に 「このときは、こうだったよ」 と抜けている情報を提供し、そのときのことを少しずつ思い起こさせて、確認してきた内容の賜物なのです。

少なくとも男性は、第2者の視点から、傍観者の視点で書くことが出来ますが、女性の場合は、特に 「オーガズム」 については、それが困難なのです。

 

有名な 「性」 のオーソリティと言えば、大阪大学医学部卒の産婦人科医の某女性など女医系の人もいれば、あとは、「スローセックス」 という言葉を広めた経験則系の某男性とか、あとは、AV男優系の人などもおります。

仕事で何人の女性としようが、あくまでも撮影ですので、何人としたから高い経験値が得られるとは思いませんが、しかし、一般の素人よりは能力が高いのもまた事実でしょう。

 

この中では、やはり 「医者」 という 「権威」 から、多くの人は、これを信じてしまいがちだと思います。しかし、彼女の問答を読む限りにおいては、あくまでも彼女は 「医師」 であり、「医師」 の視点からしか答えていません。

まあ、「医師」 の看板を出しているため、それゆえの限界という見方もありますが、しかし、ところどころ、主観的な内容になると、「それはちょっと解釈が違うんじゃないの?」 と思われることもしばしば。(苦笑)

 

例えば、「例」 をあげると、

 

Q  私、5年ほど彼氏いないけど…。「恋やSEXをするときれいになれる」って、本当? ウソ?

 

という問いに対する解説は、

 

巷でよく聞く「恋愛やセックスをすると、女性ホルモンが増えてきれいになれる」説。これは、宋先生によると、ガサツな女性たちの行動をヤジるために、メディアが流した“ガセ情報”に過ぎないとのこと。男勝りなタイプでも彼氏がいなくても、“女性として現役”なのだそう!

 

とありますが、「ガサツな女性」 云々も 「女性として現役かどうか」 も、この質問には直接関係ありません。

彼女は、女性から見た 「女性の美」 と、男性から見た 「女性の美」 の違いを理解していません。

彼氏が出来て 「ウキウキ」 している女性は、表情から喜びが滲(にじ)み出ていて、目も潤っていて目を 「ウルウル」 させていたりして、男には 「美しく」 見えたり、惹かれたりするのです。

それは、恋から生まれる 「オキシトシン」 だったり、「フェニルエチルアミン」 だったり、あるいは、セ/ックスの 「オーガズム」 で得られる 「ドーパミン」 だったりすることは、医学的にも知られています。

 

男は、その辺には 「敏感」 なのです。(笑)

だから、「ウキウキ」 してる女子に、「エロオヤジ」 が、

 

   「彼氏でも出来たの?でへへへへ~」 

 

とセクハラするわけです。w

これに対して、彼女のコメントは、

 

「そのようなエビデンス(医学的根拠)はありません。強いて言うのであれば、入眠しやすくなるという点ですね。」

コメント: 産婦人科医 宋美玄先生

 

「医学的根拠はない」 と言っているだけではありますが、かなり 「否定的」 に感じるコメントです。彼女は何にこだわっているのでしょう?(苦笑)

 

とは言っても、

 

Q どうしたらオーガズムに達したとわかるの?

 

という問いに対する回答は、

 

「これってオーガズムなんでしょうか?」と聞いてくるひとは、ほぼ間違いなくオーガズムを感じていないと言っていいでしょう。オーガズムは、これまでに経験したことがなくとも、ヘレンケラーが「ウォーター!」と叫んだように「これか!」とわかるものなのです(笑)

コメント: 産婦人科医 宋美玄先生

 

これは、自分の体験ベースの話なのか、かなり自信を持って答えています。(笑)

 

ちなみに、以上の出典は、「女医に聞いた、オーガズムに達する術とは。二人の仲がいっそう深まる…夜のお話」 です。

 

また、以下の例は、女医が逆に AV男優などを口撃している例ですが、これがまた笑えます。(苦笑)

 

「女医が教える『本当にいいSEX』」 では、小宮山氏という女医が、こんな風に書いています。

女性の中には、「クリトリスではイケるけど、中ではイケない」という人もいます。有名なAV男優の加藤鷹さんの著書には「クリトリスでイクのはエクスタシーでオーガズムではない」と書いてありますが、クリトリスも立派なオーガズムです。あのフロイトも「クリトリスのオーガズムは未熟である。膣のオーガズムは熟している」と書いていますが、これも今では否定されています。

 

これは、エクスタシーが 「恍惚(こうこつ)」 とした心理状態を表すのに対し、オーガズムとは、痙攣を伴う快感のピークを表していることを知らず、加藤氏が書いてしまっただけのことです。

フロイトの話は、誰がどのように否定したのかは分かりませんが、どちらも、「外イキ(ク/リイキ)」 と 「中イキ」 では、「中イキ」 の方が 「オーガズム」 の波が強いと言っているに過ぎません。

 

ちなみに、フロイトの原文訳(らしきもの)では、「クリトリスは未熟な、男性的段階に属するものであり、女性として成熟した、真の性的絶頂である膣オーガズムという聖杯、あるいは金の羊毛にたどり着くために捨て去るべきものだという」 とあります。

 

自分も、セ/ックスで 「オーガズム」 を迎える女性を何人も観察していて、感覚的には、「中イキ」 の方が 「外イキ」 よりも全然大きいと思いますし、「中イキ」 を経験して 「ク/リイキよりも何十倍も凄い!」 と、その実感をしっかりと認識している女性も少なくありません。

 

イスラム教における女性の割礼では、女性のク/リトリスを切除するそうで、痛そうだし、「何とも野蛮な儀式だな」 と思っていましたが、盆栽の剪定(せんてい)ではありませんが、もし、切除することで、膣部の方の迷走神経が発達するのであれば、あくまでも仮説ではありますが、多くの女性が 「中イキ」 しやすくなるのでは?-などと、考えてしまいます。

現在は、ク/リトリスだけでなく、膣の 「オーガズム」 も、「迷走神経」 を介して脳に伝達されることが医学的にも分かってきていますが、フロイトが、今から100年以上も前に、どのようにして、そのような発想を持ったのかは不明ですが、きっとこの女医も、「中イ/キ」 を経験していないのでしょう。

 

自分は、その女性が 「ク/リイキ」 で満足しているのであれば、それで良いと思います。

女性は、まず自分のパートナー選びから始めますので、その時点で、「イケるか」、「イケないか」 が、ほぼ確定してしまいます。

この女医は、「ク/リイキ」 を馬鹿にされたと思って、加藤氏やフロイトを dis っているように感じるのですが、自分は、両氏が言いたいこととは、多少ズレているように感じます。

 

そういえば、別の人も dis られていました。(苦笑)

マニュアル本には「気持ちいいスポット」がいくつも紹介されていますが、多くは意味のない場所です。例えば、アダム徳永さんの言う「AGスポット」は、「恥骨の裏」ということですが、そんな所に神経はありませんから、強くこすりつけられても痛いだけでしょう。しかも「手の角度は何度で何センチ間隔で動かせ」なんて疑問です。性器は人それぞれ違うのですから、みんなが同じように感じるとは思えません。

 

自分はこの人の本を読んでいないので、何とも言えないのですが、確かにこの女医が言われるように、女性のアソコの中身のアングルは、人によってさまざまです。

「恥骨の裏」 というと、自分は 「Gスポット」 のことを言っているのかな? とも思いますが、確かに手の角度を固定して、全ての女性の気持ちの良いところに確実に届くとは、ちょっと思えません。(笑)

 

しかし、「そんなところに神経は通っていない!」 と言っていますが、迷走神経は通っているんではないでしょうかね?(^^;

「神経が通っていない」 のに、強くこすられて痛いというのも、何か不思議な論理表現です。(苦笑)

ちなみに、セ/ックスの 「快感」 は 「痛覚」 を通して、感じ取られ、伝達されているそうです。

 

***

 

まあ、そんな感じの女医さん達ではありますが、「オーガズム」「エクスタシー」 が違うことも正しいですし、”「これって オーガズムなんでしょうか?」 と聞いてくるひとは、ほぼ間違いなく、オーガズムに達していない” というのも、正しいのかも知れません。

 

そして、これらの記事を読んだときに、ふと思ったのは、相模ゴム工業やジェクスといった大規模調査の回答においても、回答者には勘違いがあるのではないか、ということです。

 

ちなみに、日本家族計画協会の機関紙(第709号の記事に掲載されている 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ2012 調査結果の概要」 には、「嘘イキ」 に関して、次のように解説されています。

(オーガズム「いつも」ではないという女性)
「感じているふりをする」65%

 オーガズムが「いつも」ではないという女性に、「オーガズムを感じているふりをしたことがあるか」と尋ねると、65・1%が「ある」(未婚67・1%、既婚64・2%)と回答(図6)

 

この質問は、「オーガズムがいつもではない」 人を対象にしています。そして、65%の人が、感じているふりをすると答えています。

自分は、「感じているフリをする人」 の中に、本当にイケてた女性をみたことはありません。

「ク/リイキ」 でも、セ/ックスでイクには、女性の集中力も必要ですので、毎回得られるものではないかも知れません。

しかし、もしかしたら、中には、「オーガズム」 と 「エクスタシー」 を混同している人もいるのではないか? - と思ってしまいました。

 

***

 

話が長くなってしまいましたが、これからが本題です。(苦笑)

 

加藤鷹氏の記述?は、用語選定のミス、本人の勘違いだと思われますが、女医さんの言われるとおり、「ク/リイキ」 も 「中イキ」 も、どちらも 「オーガズム」 です。

では、「オーガズム」 と 「エクスタシー」 はどのように違うのでしょうか?

 

「オーガズム」 と 「エクスタシー」 の違いを、自分の言葉で説明すると、次のような感じです。

 

オーガズム

 

オーガズムは、男性なら分かるでしょうが、込み上げて来るものがあって、ある域に達すると自分では止めることの出来ない感覚です。

止めようとしても、止められない感覚。汚い表現ではありますが、ゲロを吐くときの感覚にも近いです。

あとは、「わさび」 ではありませんが、あの 「ツーン」 と、込み上げる感覚でしょうか。

ボキャブラリが貧しくて、どうも済みません。 (^^;

 

女性が、「イク」 のは、「ク/リイキ」 でも 「中イキ」 でも、「脳イキ」 でも、「乳首」 でイっても、全て 「オーガズム」 です。

 

エクスタシー

 

これに対して 「エクスタシー」 は、時間が止まる感覚です。そして 「オーガズム」 ではない、実に心地の良い感覚がずっと続くのです。もう、音も何も聞こえない感覚です。

終わりの見えない 「気持ちの良い感覚」 がただ延々と続くのです。

とろけてしまう感覚です。

 

男は、重症な遅/漏を除けば、最後には射/精して 「オーガズム」 を迎えて終わりますが、この 「エクスタシー」 の状態になると、その 「とろける感覚」 が終わることなく、延々と続くのです。

ですから毎回、必ずこの状況に至れるわけでもありません。

 

女性の場合は、「エクスタシー」 を感じると、多分 「気持ちいい」 的な言葉を連発していると思います。

 

***

 

と言うことで、もしかしたら、統計情報にも、誤った情報が紛れ込んでいる可能性もありますが、マスメディアに登場するオーソリティではあっても、あるいは、医者であったとしても、おかしな 「思い込み」 が入り込んでいる可能性はある、と言うことです。

 

次回は、女医さんが 「体位」 についても dis っていたので、「体位の話」 でも書いてみたいと思います。(笑)

2019/04/22

オーガズムとは(7)

過去記事 「オーガズムとは(6)」 の続きです。

 

以前にも、女性の 「オーガズム」 を客観的に確認できる、いくつかの 「反応」 について、説明したことがありますが、再度おさらいしてみたいと思います。

 

女性自身が、「オーガズム」 を 「快感」 の一種として、うまく 「脳」 がキャッチ出来ているかどうかは別にします。まず現象として現れるのが、① 「膣の収縮(あるいは痙攣)」 です。男性からすると、膣が締まった後、子宮が降りてきて、男性自身が外に押し出されそうな感覚があります。若い女性のように、膣周辺の筋肉が硬い女性よりも、出産経験があったりして、筋肉のほぐれている女性の方が顕著に表れます。

また、このときに、セ/ックスの運動量以上の、② 呼吸回数が増えたり③ 心拍数が増えたり④ 血圧が高くなったりする他、背中を中心に ⑤ 「発汗」 が見られる場合があります。

 

何故、男がこのようなことを知っている必要があるのか?

 

嘘イキの話

 

日本家族計画協会の機関紙(第709号の記事に掲載されている 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ2012 調査結果の概要」 のところにも書いてありますが、「イケない」 女性は、男に対して 「申し訳なく感じたり」 することが多いのです。いわゆる 「嘘イキ」 です。

この記事の部分を見ると、女性ぼ 「嘘イキ」 については、以下のように書かれています。

 

オーガズムが「いつも」ではないという女性に、「オーガズムを感じているふりをしたことがあるか」と尋ねると、65・1%が「ある」(未婚67・1%、既婚64・2%)と回答。その理由は、「相手に悪いから」が54・3%(未婚57・7%、既婚52・8%)、「早く終わらせたい」が28・6%(未婚26・8%、既婚29・3%)という結果であった。未婚女性では50歳代、既婚女性では60歳代が「早く終わらせたい」の割合が他の年齢層に比べて高くなっている。

 具体的に、「その他のコメント」をみると、「相手を喜ばせたい」(35歳)、「タイミングを一緒にしたい」(41歳)、「相手の気分を盛り上げるため」(42歳)、「相手が期待しているから」(46歳)などであった。

 

しかし、このときの女性の 「嘘イキ」 のほとんどは、「AV ビデオ」 などを参考にした 「喘(あえ)ぎ声」 と、その後の自己申告に過ぎません。

 

嘘イキの功罪

 

では何故、騙されてはいけないのか?

 

一度女性が 「嘘」 を付くと、男性に 「女性をイカせた」 ものと誤認させる原因になりますし、女性は下手をするとそれ以降、ずっと 「嘘」 をつかなければならない状況に陥る可能性があるためです。

また、女性が男性に気を使ってしまう結果、セ/ックスに集中出来ず、男性に身も心も委ねられない 「癖」 がついてしまうのです。

 

女性が、あるとき、自分の 「性」 にしっかり対峙してみたいと思っても、自分のパートナーである旦那は、既に自分がイケてると信じているために、今更ながら、旦那に協力を求められないのです。

 

ですので、旦那との関係修復を望むつもりもなく、旦那とのセ/ックスが嫌いで嫌いで仕方がなく、一秒でも早く終わらせたいという場合以外は、少なくとも、パートナーとのセ/ックスを大事に思う女性は、「嘘イキ」 されないことをお薦めします。

 

また、男性は事前に女性に対して、「嘘イキは絶対にしないでね」 と約束事を決めておくこともお薦めしています。

自分が 「イキづらい体質」 で、男に申し訳ないと思っても、「嘘はダメ」 と言うことです。

お互いが 「性」 に対して真摯に向き合い、二人が寄り添ってこそ、性生活の向上があるのです。

 

本イキを確認する方法

 

ちなみに、女性の 「オーガズム」 で一番顕著な反応は、「臀部から腹部に渡る骨盤底筋の痙攣」 ですが、オーガズムが小さい場合は、この痙攣が見られない場合もあります。

しかし、前に説明した、①~⑤ の 「反応」 は、客観的に観察できる特徴ですし、これらの特徴の多くは、自分で意識的に再現できない反応です。オーガズムのときの膣の収縮を意識的に出来る人や、心拍数や血圧を意識的に上げたり、意図的に発汗出来る人は、まず居ません。(^^;

呼吸は女性の息継ぎで、心拍数は女性の胸に触れれば分かりますし、血圧は、女性の手の甲に触れれば、手の甲の血管の浮き出る具合と硬さで、確認出来ますし、背中の発汗は、背中に手を回せば確認出来ますので、きちんと セ/ックスを極めたい男性は、これらの特徴をしっかりと押さえておく必要があります。

 

心拍数や呼吸数および血圧等の変化については、「JASE 現代性教育研究ジャーナル 2018年 No.92」 に掲載されている 「今こそ活かそう! 性科学の知識」 という記事の中にも、次のように書かれています。

 

心拍数

興奮期の次に起こる平坦期に 心拍数は平均毎分 100 ~ 160 回、オーガズム期にな ると毎分 100 ~ 180 回。消退期には急速に正常に回 復するとはいえ 150 ~ 80 回となる。成人の安静時の 心拍数はおよそ毎分 50 ~ 70 回で、毎分 100 回を超 える状態を頻脈というが、相当な負担が心臓にかかっ ていることになる。

呼吸数

呼吸数も通常成人では毎分 10 ~ 20 回程度だがオ ーガズム期には 40 回を数え、発汗については興奮期、 平坦期、オーガズム期には特に反応しないのに、消退期には広範囲に発汗帯が出現する。 

血圧

血圧の変化も著明だ。血圧は平坦期から上がり始 め、オーガズム期には収縮期(最高血圧)で 30 ~ 80mmHg、拡張期(最低血圧)で 20 ~ 40mmHg 上 昇する。消退期になると正常に復する。

 

心拍数も呼吸数も、ほぼ 平常時の 「倍」 になるということです。

 

セ/ックスとマスタベーションの違い

 

ところが、この報告によると面白いことに、マ/スターベーションの場合は、正常時の毎分 63 回程度の脈拍がオーガズム期で毎分 85 ~ 97 回程度にしか上昇しないのだそうです。

呼吸数や血圧の上昇については、どの程度なのかは分かりませんが、やはり、セ/ックスと比べると、体力(運動量)だけでなく、興奮の度合いも抑えられているように思います。

 

自分も、仕事がかなりきつかったときなどは、セ/ックスをすると 「身体が起きて」 しまい、その後、眠いのにもかかわらず何故かなかなか寝付けず辛かった記憶があります。

仕事や子育てが忙しく、睡眠不足で疲れが溜まっている場合などは、どうしても 「セ/ックス」 する気分になれない場合であっても、性欲を解消するためだったり、あるいは、気持ち良くなることでストレス発散や気分転換をしたりすることがありますが、この辺りの、セ/ックスとマスタベーションの 「運動量」 や興奮度の違いが関係しているのかも知れません。

 

ですので、仕事から帰ってきて、旦那がひとりでしていたとしても、「私というものがありながら」 などと気分を悪くせず、単なる 「性欲」 の解消だと思って、「外で浮気されるよりはいい」 と思って温かい目で見守ってあげて下さい。

あるいは、断ってばかりではなく、奥さんが、お口や手でお手伝いしてあげるのも、2人の性的関係を維持していく上では、良いかも知れません。

 

日本のセ/ックスは最低

 

日本は、他の国と比べると、セ/ックスの回数が異常に少ないと言われています。イギリスのコンドームメーカー 「デュレックス(Durex)」 が2007年に実施した調査 「デュレックス セクシャル ウェルビーイング グローバル サーベイ2007 (Durex Se/xual Wellbeing Global Survey 2007)」 によると、「セ/ックスの年間平均回数」 は、1位がギリシャの164回、2位がブラジルの145回、3位がロシア・ポーランドの143回であるのに対して、日本は最下位の 48回。48回は毎週1回に相当する値です。

「セ/ックスを大切と思っている国」 は、1位がギリシャの80%、2位がブラジル・ポーランドの79%、日本は最下位の39%。

そして、「セ/ックスの満足度」 においても、1位がナイジェリアが67%、2位はメキシコの63%、3位がインドの61%であるのに対して、日本は最低の15%。

 

日本は、セ/ックス以外に楽しむことも多く、また、仕事を含め、他の国に比べるとやらなければならないことも多いのかも知れませんが、セ/ックスを大切に思っている人が最も低く、また、セ/ックスにおける満足度も最も低くなった結果が、現在日本が直面している 「少子高齢化」 です。

 

海外からの圧力によって、浮世絵に見られるような、江戸時代に花開いた日本固有の 「性の文化」 も、明治・大正・昭和という時代の流れと共に衰退してきましたが、日本はあらためて、「性」 に対する意識を変えるべきときに、差し掛かっているように思います。

 

***

 

そのためには、「セ/ックスで気持ち良くなることを肯定する」 こと。 そこから全てが始まるように思います。

2019/04/22

オーガズムとは(8)

昨日の記事 「オーガズムとは(7)」 の続きです。

 

今回は、「潮/吹き」 の話です。

 

女性からすると、「Gスポット」 の話も、「潮/吹き」 の話も、自分が当てはまらない場合、どうしても  「都市伝説」 的な認識をしてしまいがちですが、それは致し方ない話。

しかし、この薄汚いエ/ロオヤジが、自分の経験や実体験から、クソ真面目にではなく 「エ/ロ真面目」 に書いているのは、読者の方に 「こういう現実もある」 ことを認識して貰いたいという思いからですし、出典が明らかでない情報ソースやイメージに妄想を膨らませている若者には、きちんと考え方を修正して貰いたいからです。

 

相模ゴム工業の 「ニ/ッポンのセックス」 は、初回の 2013年版で、かなり話題となりましたが、今回の 「ニ/ッポンのセックス2018年版」 は、その5年後の調査です。

国では、こういう調査をしてくれませんので、「不倫や浮気の実態調査」 という意味においては、社会に大きなインパクトを残してくれました。

 

そして、前回の記事その他でご紹介している 「ジェクス」 の調査データは、日本人の 「性」 の詳細について分析されている貴重なデータです。

ジェクスのデータを取り上げる 「日本性教育協会」 にしても、「日本家族計画協会」 にしても、クソ真面目に 「人間の性」 を多角的に捉えようとしている団体です。

 

本来であれば、マスメディアがこういった 多様な情報をシステマティックに取り上げてくれれば良いのですが、最近のマスメディアは、ポリシーも良識もなく、追うのは目先の利益と成績ばかり。

終いには、取材確認をもサボって 「フェイクニュース」 を載せてみたり、ユリ・ゲラーのブレグジット抑止宣言を時事として扱う始末。

 

しかし所詮、興味のない人には意味のない話。真剣に 「性」 に対峙している人の参考になれば、と思って書いています。

 

***

 

今回は、「潮/吹きの話」 です。

 

アレは、いったい何なのか?

「Gスポット」 と同じなのですが、医学的には、まだ解明されていません。

 

自分が一番最初に 「潮/吹き」 の女性と対峙したのは、もう40年近く前の話になります。

まだ自分が10代後半のときの話。

当時はまだ、「潮/吹き」 なんて単語も存在しない時代でした。

 

夜にアルバイトしている友人の部屋を借りて、その頃六本木のディスコで出会った女性とえ/っちを 「した」 のですが、翌日起きると布団がビッショリです。(^^;

二人でドライヤーを使って必死に乾かしたのですが、しかし、その年上の彼女の強硬な責めをくらい、いつの間にか 「自分の オネショ」 ということにされてしまいました。

 

幼/稚園児や小/学生の低学年でもあるまいし、そうそう簡単に 「オネショ」 なんて出来る筈もないのですが、当時は自分はまだ学生。相手は、某金融機関の OL ですから、強気で来られたら適いません。(^^;

 

そんな、「オ/ネショ?」 冤罪事件も、それから10年後に 「潮/吹き」 論争があったりして、初めて自分的には納得出来た現象でした。(笑)

 

   「やっぱり、オレじゃないじゃん!」 (^o^)/

 

***

 

それ以来、その当時の愛奴から、顔面に霧吹き状に噴霧されたり、「間欠泉からのオ/シッコか!」 と思うほど、弧を描いて噴出させる女性にも出会ったこともありますが、自分に出来るのは、味覚による判断くらいのもの。確かに 「無味無臭」 で 「冷たい」 です。

 

そもそも、幼/稚園児ならまだしも、大人はそう簡単に 「オ/ネショ」 もそうですし、人前で 「オ/シッコ」 すら出来ません。(苦笑)

それに、「成分分析」 をしたところで、「汗」 の成分も 「尿」 と同じというくらいなので、「潮」 を分析して、「尿」 と同じ成分であったとしても、何一つ不思議ではありません。

 

一度、潮を吹く女性に 「オ/シッコ」 をさせてみたことがありますが、それは体感的に 「生温かく」、かつ、アンモニア臭がした記憶があります。(苦笑)

明らかに 「アンモニア臭」 がするのは、腎臓を経由してフィルタリングされた液体だったからであり、生温かいのは、膀胱という名のタンクに貯蔵されていたから。

 

話は変わりますが、「Gスポット」 は欲情していない女性の場合は、触ってもあまり触覚的には分かりませんが、興奮してくると、明らかに 「ぷっくり」 と膨れてきます。

女性の 「Gスポット」 は、「スキーン腺」 であるとも言われていますが、「潮/吹き女」 であれば、指を入れたら明らかに分かる筈です。

 

「ぷっくり」 するのは、きっと 「潮」 を蓄えているからに相違ありません。♪(笑)

 

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そんな、「潮/吹き」 ですが、「潮/吹き」 に拘(こだわ)る 「手マン男」 をたまに見かけます。多分、男の場合は、女性の 「潮/吹き」 を男の 「射/精」 と同じ 「気持ち良い」 行為として認識してしまうのでしょう。

 

   「潮/吹き≒イカせた」

 

的な認識が、「手マン男」 には、あるんだと思いますが、誰に聞いても、「出ちゃう」 認識は、女性にもあるものの、そこで 「オーガズム」 なり 「エクスタシー」 を感じる女性は、自分が知る範囲では、一人もいません。

 

気持ち良くなっている 「女性」 が 「潮を吹く子」 の場合、「オーガズム」 でベッドを 「びしょびしょ」 にすることは確実です。しかし、女性が 「潮」 を吹いたからといって、その女性が必ずしも 「オーガズム」 を感じているわけではありません。

 

逆に、そういう 「潮を吹く」 女性は、常に自分の 「粗相(そそう)」 と認識しているようで、それが原因で、男性に嫌われたりしないかということを、常に心配しています。

当たり前です。自分の家で 「そのような状況」 になったら、それを洗濯するのは自分なのですから。(苦笑)

 

もし、男性が 「潮/吹き命」 を名乗るのであれば、せめて 「寝床をベシャベシャにしてしまって、申し訳ありませんん」 と言う、女性が感じる 「軋轢(あつれき)」 から救ってあげて、「気持ち」 を高めてあげて、しかも、相手のカラダに配慮してあげて下さい。

 

手を洗う習慣もなく、しかも 「爪」 が伸び切った汚い指で、自分のアソコを 「ガシガシ」 やられた日には、その恐怖感で、思わず逝ってしまいます。(苦笑) 

 

男性のアソコも、女性のアソコも、粘膜が薄いので、乱暴に扱われると痛いですし、汚い手で触れられると炎症を起こしたりします。


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自分の感覚で言うと、指先であっても、其処に触れた指で感じとって、それに応えるということ。

 

未経験者は、自分の頭の中にある 「AVのシーン」 をイメージして、手を動かしたりしてるのかも知れませんが、そうではなくて、自分が今接している 「女性」 の鼓動を自分の指先で感じ取ること。

 

自分の執着を外れて、如何に女性の感覚と同期を取るか、だと思っています。

 

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もうひとつ。

 

酔った勢いで書きますが、

 

自分が思い描いたように、女を感じさせたい 「男」 と、自分が思い描いたように男に感じさせて貰いたい 「女」 は、どちらも満足できません。

 

大事なことは、其処に 「相手」 が居るということ。

感じさせたい男も、感じたい女も、相手を見て、相手を感じないといけないのです。

 

男性同様、女性の方も、自分の願望ばかりではイケません。

自分が思い描く、「上品な男の指が、自分のカラダを奏でる」 のを想像している女性に必要なのは、ゴツゴツとした職人の指であり、逆に、ゴツゴツとした指しか知らない人に必要なのは、実に軽やかであり、そして強弱のインパクトをコントロール出来る 「繊細な指」 なのです。

勿論、どちらもフェザータッチが基本ですし、信頼出来ることは必須ですが、女性の 「快楽」 は、自分を超えたところにあるということ。

 

一番大事なことは、相手に 「潮」 を吹かせることが出来るかどうかではなくて、自分の指で相手を感じてあげることであり、女性にとっては、自分を超越(料理)する 「相手」 の存在に、自分を委ねることなのです。w

 

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最後に、前回の 「オーガズムとは(7)」 の記事でも引用した、日本家族計画協会の機関紙(第709号の記事に掲載されている 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ2012 調査結果の概要」 にある記事をご紹介致します。

 

「潮が吹く」経験は34・4%
AVでは「潮が吹く」がよく話題になっている。医学的には「女性の射精(Female Ejaculation)」と呼ばれている。その部位は、腟前壁に位置するG(グレーフェン・ベルグ)スポット。医学用語ではスキーン腺への直接的な刺激の結果起こり、一般女性の6割ほどがその存在を自覚するといわれている。

 今回の調査では、34・4%の女性(未婚39・1%、既婚32・5%)が「潮が吹く」を「何度も」「たまに」経験しており、中でも未婚の40歳代では18・1%が「何度もある」と回答している。未既婚ともに50歳代、60歳代で「潮の意味がわからない」との割合が高くなっている。
 その一方で、「オーガズム」の経験が必ずしも「潮が吹く」とは関係がないということも明らかにされた。

 

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「潮」 を吹いたからと言って、女性は 「オーガズム」 を感じているわけではありませんが、「オーガズム」 の結果、「潮」 を吹く女性は、「3割はいる」 と言うことです。

 

女性も男性も 「潮」 に拘(こだわ)らず、女性は、ベッドが 「ぐしょぐしょ」 になっても、自分を卑下せず、お互いが相手を許容すること。

 

「潮」 を吹きやすい女性の場合、次のようなアイテムがあると、お家でする場合などに便利かも知れません。

 

 

 

2019/04/22

オーガズムとは(6)

過去記事 「オーガズムとは(5)」 からの続きです。

 

最近読んだ男性のブログ記事に、彼女が気持ち良くなってイクときに笑ってたので、後で 「何故笑っていたの?」 と聞いたけど 「分からない」 と言われた・・・、みたいなことが書いてありましたので、今回は、その辺の女性の 「セ/ックス」 にまつわる女性の 「感情表現」 について書いてみたいと思います。

 

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快感をその人が、どのような感情あるいは表情で表現するか。

 

AV(ア/ダルトビデオ)などでは、男性の性欲を高めようと、かわいらしさを全面に出して 「イク~~♪」 みたいなスタイルを良く見掛けますが、これらはほぼ全て 「演技」 です。(笑)

「オーガズム」 とは、そもそも ”痙攣を伴う極度の緊張からの弛緩” ですので、痙攣している最中は、首とか表情にもチカラが入ります。

 

セ/ックスに 「共通の様式」 みたいなものはありませんので、感情表現も、人それぞれです。

 

結論を先に言ってしまうと、

 

気持ち良くなってくると、「イヤイヤ」 と顔を背(そむ)ける人もいれば、「ニヤニヤ」 と笑いがこみあげてくる人もいますし、「苦しい表情」 をする人もいれば、気持ち良くなった後に涙が止まらず、ずっと 「わんわん」 泣いている女性もいます。

お酒に酔って、「泣き上戸(じょうご)」 になる人もいれば、「笑い上戸」 になる人もいるのと、何処か似ています。

 

後で、「何で?」 と聞いても、「分からない」 としか答えようがないのは、特に理由があってのことではありません。

何故なら、「オーガズム」 のときは、女性は前頭前野が機能停止していますので、そもそも女性に、はっきりとした記憶は残りません。お酒を飲み過ぎて、翌日にそのときの記憶が全くないのと同じなのです。

 

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「お酒」 も、酔う度合いには 「人間関係」 が絡みます。

 

いつも酔っぱらって、介抱しなければならない相手と飲んでいると、無意識に 「送っていかなくちゃ」 と言う緊張感があるためか、思ったほど自分は酔っていなかったりします。

逆に、先に酔ってしまう人間は、そいつと飲んでいると 「楽しい」 から、大きくなってしまうのでしょう。(笑)

 

なかなか 「イケない」 女性というのも、もしかしたら、見栄を張っていたり、意地を張っていたり、あるいは、恥ずかしさに耐えられないなど、さまざまな理由から自分を解放し切れていないのではないでしょうか。

「前頭前野」 が機能停止した後、最期に登場する 「ラスボス」 は、「扁桃体」 と呼ばれる、恐怖や不安を司る部位です。これを乗り越えて女性は 「オーガズム」 に達します。

最後は、不安や恐怖との闘いなのです。

自分に自信がなかったり、不安に捉われていると、自己の防衛本能からどうしても 「緊張感」 が抜けきらないのでしょう。

 

「セ/ックス」 とは、「雑念」 を捨てて、目の前のパートナーと100%向き合い、自分を相手に委ねる行為であり、自分の良いところばかりではなく、汚いところも醜いところも含めて、自分の全てを相手に晒(さら)す行為なのです。

 

   「今、自分は相手の人に、どう映っているのだろう?」

   「自分の変な顔を、相手に見られたくない・・・」

   「髪の毛が汚れちゃ嫌だっ!」

 

何かを気にしながら、お酒を飲んでいても酔えないのと同じで、こういう細かいことを気にして 「セ/ックス」 しても、気持ち良くはなれないのです。(苦笑)

世間の大切な 「一般常識」 であっても、二人の世界においては、そういった観念に捉われてはいけないのです。

貞淑な妻、恥じらいのある女も、ベッドに入るまでの話なのであって、其処から先は、女性は自身の全てを、男性に委ねなければいけないのです。

 

そして、大事なことは、自分の感情を抑えている人の場合は、自己の 「喜怒哀楽」 を出すようにすること。逆に、感情の起伏が激しい人の場合は、素直になること。自分の気持ちをポジティブな方向に持っていくことが大事です。

 

また、「セ/ックス」 は、「ありのまま」 の自分を出す行為ではありますが、「怒り」 や 「不満」 は抑えないといけません。

「自分!自分!」 と自分が前に出てしまっている状態は、自分を相手に委ねられている状態とは言えないためです。

 

「セ/ックス」 とは、心と身体の究極のコミュニケーションです。

このときばかりは、自分と相手の損得計算を忘れて、男性は 「陽」 になり、女性は 「陰」 に徹する。陽は陰を光で包み込み、陰に対して方向性を示し、そしてサポートする。

 

自分だけが楽しむのではなく、二人の時間を共に 「楽しい時間」 にしようとする思いが大切です。