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2019/04/22

オーガズムとは(10)

過去記事 「オーガズムとは(9)」 の続きです。

 

以前に 「オーガズムとは(8)」 で 「潮/吹き」 の話を書きましたが、とある女性の読者の方から、こんな体験談を聞かせていただきましたので、ご紹介致します。

私は、初めて潮を吹いたのは5年前。はじめはお/しっこ漏れたかと思ったよ 滝汗

潮を吹くときは、くすぐったいような感覚で 「出ちゃう~」 ってわかります。溢(あふ)れ出てくるんだよね、お/しっこと違って臭いがない液体(笑)

それから、バイブ使っても出ちゃうようになったの !!

でも、ち/んで突かれた快感とは別物だね💦

やっぱそっちが好き

 

ここで思い出したことが、あります。

 

「オーガズムを迎える」 にあたって大事なことのひとつ。

 

それは、尿意や便意を乗り越える ということ。

 

オーガズムを迎える際に、お/しっこが出そうに感じたり、膣の裏側のスポットの方だと、ウ/ンコが出そうな感じがしたりする場合があります。

多くの女性は、そこで集中が途切れてしまうのですが、これは偽りの尿意であり便意。

神さまが、二人を試しているのです。

 

本当に漏れるなら、頭の中を真っ白にして、お/しっこでもウ/ンコでも漏らせば良いのです。

 

オ/シッコやウ/ンコの意味するところ

 

SM において 「ア/ナル調教」 したりするのも、一部のア/ナルセックスマニアや、ス/カトロマニアを除けば、「お/しっこやウ/ンコは汚い」 という世間の常識や社会通念を壊すためです。

 

どんなに美人でも、ウ/ンコは臭いもの。(笑)

 

臭いのは美人に限りませんが、女性からしたら、自分が一番他人に見られたくないものを、見られてしまうという 「羞恥」 がありますし、着飾ることで心に鎧をまとっているタイプの女性の場合は、お/しっこやウ/ンコは、弱い自分や醜い自分あるいは嫌いな自分と等価のものなのです。

 

自分を守るのではなくて、二人で乗り越える。

女性は自分の 「見栄」 も 「エゴ」 も捨て、「ありのまま」 の状態で、男と一つになって、そこで初めて強烈な 「オーガズム」 を味わうのです。 

 

「自分を好きになる」 というのは、「ナルシスト」 みたいに、自分本位に 「自分のことばかり」 を考えるのではなくて、「ありのままの自分」 を許容することであり、「自分を嫌いにならない」 ことであり、嫌いな自分を許容することなのです。

 

世の中、「向上心」 は必要ですが、「見栄」 も (変な意味での)「プライド」 も要りません。

自分の 「虚像」 ばかりを良くしたところで、何の意味もありません。

 

要は、「インナーマザー」 や 「インナーチャイルド」 との対峙なのです。

 

SM とオーガズム

 

「SM」 では、「お/しっこ漏らし」 も、「ウ/ンコ垂れ」 も、「恥」 でも何でもないと言うことを、言いたかっただけなのですが、またまた、話が脱線してしまいました。

 

「SM」 に活路を見出す女性の多くが、何故あれだけイケるようになるかと言うと、そういった 「異次元」 の世界に身を委ねることによって、常に自分が縛られている 「社会常識」 から逃れ、そこで、内なる自分を発見し、その結果、「中イ/キ」 ばかりか、「脳イ/キ」 するようになるのです。

 

全く 「イケてない女性」 にしてみれば、これも 「都市伝説」 と思われても不思議ではないのですが、「中イ/キ」 する女性は、本当に1ラウンド(3時間)で、30回でも40回でもイクようになりますし、「脳イ/キ」 する女性は、乳首はもちろん、指の股でも、唇や舌でもイケるようになります。

 

そして、「中イ/キ」 や 「脳イ/キ」 は、それまでのセ/ックスで 「オーガズム」 を経験したことがある・ないには、全く関係ありません。

 

今までセ/ックスしたいと思ったことがないような、セ/ックスには消極的な女性や、一度もセ/ックスを気持ち良いと思ったことのない女性。「勝ち負け」 は関係ありませんが、しかし、「女の幸せ」 という意味においては、一番其処にたどり着くには、縁遠いと思われる女性でさえ、「中イ/キ」 や 「脳イ/キ」 によって、何十回でもイケるようになれている のです。

 

漏らしても構わないと続ける

 

今までに 「セ/ックス」 で、「あっ、イケるかも?」 と感じたあとに、尿意を覚えたり、あるいは、便意を覚えた経験のあるひとは、「漏らしてもいい」 と思って続けるようにしてみて下さい。

 

自分のパートナーの前でお/しっこしてみるのが、一番解りやすいのですが、覚悟を決めて、パートナーの前でお/しっこをしようといくら踏ん張ってみても、普通の人はお/しっこが出てこないと思います。(笑)

 

「漏らしてもいい」 と思って、セ/ックスに集中することで、もしかしたら、冒頭にご紹介した女性のように 「潮を吹く」 女性もいるかも知れませんし、その先に 「オーガズム」 を経験する女性もいるかも知れません。

 

***

 

少しでも、「イケるようになりたい!」 と悩んでいる女性、そして、「女性をイカせたい!」 と思っている殿方のお役に立てれば幸いです。

 

老若男女を問いません。ご相談のある方は、アメーバのメッセージから受け付けております。

アカウントのない方は、無料ですので、お作りになられることをお薦めします。

2019/04/22

オーガズムとは(9)

前回の記事 「オーガズムとは(8)」 の続きです。

 

今回は、「オーガズム」 と 「エクスタシー」 の違い について。

 

女性誌などで、たまに 「セ/ックス」 に関する読者アンケートなどによる集計を掲載したりしているのを見掛けます。しかし、こういった記事は、読者を対象にしていることにより、偏(かたよ)りが発生している可能性も高いですし、全体の母数がかなり小さく、統計調査とは言えないものがほとんどです。

 

このため、相模ゴム工業の 「ニッポンのセ/ックス」「ニッポンのセックス2018年版」、ジェクスの 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ」 などの 「大規模調査」 からのデータを引用してきましたが、それはやはり、きちんと 「セ/ックスの実情」 について読者の方に理解して貰いたい、生データであるからです。

 

***

 

何故なら、メディアに登場する、「性」 のオーソリティ 的な立ち位置にいる人達は、実に多様です。そして、きちんと語り切れている人がいるかというと微妙だからです。

男は、施術側であり、観察側ですが、自分で直接感じ取ることは出来ませんし、女性は感じる側なのですが、全ての要素を直接感じることが出来る人は、ほんの一握りですし、残念なことに、女性は 「オーガズム」 のときのことは、あまりしっかりとは記憶出来ないのです。

 

自分が書いている 「体験」 としての記事の内容も、これは、愛奴に 「このときは、こうだったよ」 と抜けている情報を提供し、そのときのことを少しずつ思い起こさせて、確認してきた内容の賜物なのです。

少なくとも男性は、第2者の視点から、傍観者の視点で書くことが出来ますが、女性の場合は、特に 「オーガズム」 については、それが困難なのです。

 

有名な 「性」 のオーソリティと言えば、大阪大学医学部卒の産婦人科医の某女性など女医系の人もいれば、あとは、「スローセックス」 という言葉を広めた経験則系の某男性とか、あとは、AV男優系の人などもおります。

仕事で何人の女性としようが、あくまでも撮影ですので、何人としたから高い経験値が得られるとは思いませんが、しかし、一般の素人よりは能力が高いのもまた事実でしょう。

 

この中では、やはり 「医者」 という 「権威」 から、多くの人は、これを信じてしまいがちだと思います。しかし、彼女の問答を読む限りにおいては、あくまでも彼女は 「医師」 であり、「医師」 の視点からしか答えていません。

まあ、「医師」 の看板を出しているため、それゆえの限界という見方もありますが、しかし、ところどころ、主観的な内容になると、「それはちょっと解釈が違うんじゃないの?」 と思われることもしばしば。(苦笑)

 

例えば、「例」 をあげると、

 

Q  私、5年ほど彼氏いないけど…。「恋やSEXをするときれいになれる」って、本当? ウソ?

 

という問いに対する解説は、

 

巷でよく聞く「恋愛やセックスをすると、女性ホルモンが増えてきれいになれる」説。これは、宋先生によると、ガサツな女性たちの行動をヤジるために、メディアが流した“ガセ情報”に過ぎないとのこと。男勝りなタイプでも彼氏がいなくても、“女性として現役”なのだそう!

 

とありますが、「ガサツな女性」 云々も 「女性として現役かどうか」 も、この質問には直接関係ありません。

彼女は、女性から見た 「女性の美」 と、男性から見た 「女性の美」 の違いを理解していません。

彼氏が出来て 「ウキウキ」 している女性は、表情から喜びが滲(にじ)み出ていて、目も潤っていて目を 「ウルウル」 させていたりして、男には 「美しく」 見えたり、惹かれたりするのです。

それは、恋から生まれる 「オキシトシン」 だったり、「フェニルエチルアミン」 だったり、あるいは、セ/ックスの 「オーガズム」 で得られる 「ドーパミン」 だったりすることは、医学的にも知られています。

 

男は、その辺には 「敏感」 なのです。(笑)

だから、「ウキウキ」 してる女子に、「エロオヤジ」 が、

 

   「彼氏でも出来たの?でへへへへ~」 

 

とセクハラするわけです。w

これに対して、彼女のコメントは、

 

「そのようなエビデンス(医学的根拠)はありません。強いて言うのであれば、入眠しやすくなるという点ですね。」

コメント: 産婦人科医 宋美玄先生

 

「医学的根拠はない」 と言っているだけではありますが、かなり 「否定的」 に感じるコメントです。彼女は何にこだわっているのでしょう?(苦笑)

 

とは言っても、

 

Q どうしたらオーガズムに達したとわかるの?

 

という問いに対する回答は、

 

「これってオーガズムなんでしょうか?」と聞いてくるひとは、ほぼ間違いなくオーガズムを感じていないと言っていいでしょう。オーガズムは、これまでに経験したことがなくとも、ヘレンケラーが「ウォーター!」と叫んだように「これか!」とわかるものなのです(笑)

コメント: 産婦人科医 宋美玄先生

 

これは、自分の体験ベースの話なのか、かなり自信を持って答えています。(笑)

 

ちなみに、以上の出典は、「女医に聞いた、オーガズムに達する術とは。二人の仲がいっそう深まる…夜のお話」 です。

 

また、以下の例は、女医が逆に AV男優などを口撃している例ですが、これがまた笑えます。(苦笑)

 

「女医が教える『本当にいいSEX』」 では、小宮山氏という女医が、こんな風に書いています。

女性の中には、「クリトリスではイケるけど、中ではイケない」という人もいます。有名なAV男優の加藤鷹さんの著書には「クリトリスでイクのはエクスタシーでオーガズムではない」と書いてありますが、クリトリスも立派なオーガズムです。あのフロイトも「クリトリスのオーガズムは未熟である。膣のオーガズムは熟している」と書いていますが、これも今では否定されています。

 

これは、エクスタシーが 「恍惚(こうこつ)」 とした心理状態を表すのに対し、オーガズムとは、痙攣を伴う快感のピークを表していることを知らず、加藤氏が書いてしまっただけのことです。

フロイトの話は、誰がどのように否定したのかは分かりませんが、どちらも、「外イキ(ク/リイキ)」 と 「中イキ」 では、「中イキ」 の方が 「オーガズム」 の波が強いと言っているに過ぎません。

 

ちなみに、フロイトの原文訳(らしきもの)では、「クリトリスは未熟な、男性的段階に属するものであり、女性として成熟した、真の性的絶頂である膣オーガズムという聖杯、あるいは金の羊毛にたどり着くために捨て去るべきものだという」 とあります。

 

自分も、セ/ックスで 「オーガズム」 を迎える女性を何人も観察していて、感覚的には、「中イキ」 の方が 「外イキ」 よりも全然大きいと思いますし、「中イキ」 を経験して 「ク/リイキよりも何十倍も凄い!」 と、その実感をしっかりと認識している女性も少なくありません。

 

イスラム教における女性の割礼では、女性のク/リトリスを切除するそうで、痛そうだし、「何とも野蛮な儀式だな」 と思っていましたが、盆栽の剪定(せんてい)ではありませんが、もし、切除することで、膣部の方の迷走神経が発達するのであれば、あくまでも仮説ではありますが、多くの女性が 「中イキ」 しやすくなるのでは?-などと、考えてしまいます。

現在は、ク/リトリスだけでなく、膣の 「オーガズム」 も、「迷走神経」 を介して脳に伝達されることが医学的にも分かってきていますが、フロイトが、今から100年以上も前に、どのようにして、そのような発想を持ったのかは不明ですが、きっとこの女医も、「中イ/キ」 を経験していないのでしょう。

 

自分は、その女性が 「ク/リイキ」 で満足しているのであれば、それで良いと思います。

女性は、まず自分のパートナー選びから始めますので、その時点で、「イケるか」、「イケないか」 が、ほぼ確定してしまいます。

この女医は、「ク/リイキ」 を馬鹿にされたと思って、加藤氏やフロイトを dis っているように感じるのですが、自分は、両氏が言いたいこととは、多少ズレているように感じます。

 

そういえば、別の人も dis られていました。(苦笑)

マニュアル本には「気持ちいいスポット」がいくつも紹介されていますが、多くは意味のない場所です。例えば、アダム徳永さんの言う「AGスポット」は、「恥骨の裏」ということですが、そんな所に神経はありませんから、強くこすりつけられても痛いだけでしょう。しかも「手の角度は何度で何センチ間隔で動かせ」なんて疑問です。性器は人それぞれ違うのですから、みんなが同じように感じるとは思えません。

 

自分はこの人の本を読んでいないので、何とも言えないのですが、確かにこの女医が言われるように、女性のアソコの中身のアングルは、人によってさまざまです。

「恥骨の裏」 というと、自分は 「Gスポット」 のことを言っているのかな? とも思いますが、確かに手の角度を固定して、全ての女性の気持ちの良いところに確実に届くとは、ちょっと思えません。(笑)

 

しかし、「そんなところに神経は通っていない!」 と言っていますが、迷走神経は通っているんではないでしょうかね?(^^;

「神経が通っていない」 のに、強くこすられて痛いというのも、何か不思議な論理表現です。(苦笑)

ちなみに、セ/ックスの 「快感」 は 「痛覚」 を通して、感じ取られ、伝達されているそうです。

 

***

 

まあ、そんな感じの女医さん達ではありますが、「オーガズム」「エクスタシー」 が違うことも正しいですし、”「これって オーガズムなんでしょうか?」 と聞いてくるひとは、ほぼ間違いなく、オーガズムに達していない” というのも、正しいのかも知れません。

 

そして、これらの記事を読んだときに、ふと思ったのは、相模ゴム工業やジェクスといった大規模調査の回答においても、回答者には勘違いがあるのではないか、ということです。

 

ちなみに、日本家族計画協会の機関紙(第709号の記事に掲載されている 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ2012 調査結果の概要」 には、「嘘イキ」 に関して、次のように解説されています。

(オーガズム「いつも」ではないという女性)
「感じているふりをする」65%

 オーガズムが「いつも」ではないという女性に、「オーガズムを感じているふりをしたことがあるか」と尋ねると、65・1%が「ある」(未婚67・1%、既婚64・2%)と回答(図6)

 

この質問は、「オーガズムがいつもではない」 人を対象にしています。そして、65%の人が、感じているふりをすると答えています。

自分は、「感じているフリをする人」 の中に、本当にイケてた女性をみたことはありません。

「ク/リイキ」 でも、セ/ックスでイクには、女性の集中力も必要ですので、毎回得られるものではないかも知れません。

しかし、もしかしたら、中には、「オーガズム」 と 「エクスタシー」 を混同している人もいるのではないか? - と思ってしまいました。

 

***

 

話が長くなってしまいましたが、これからが本題です。(苦笑)

 

加藤鷹氏の記述?は、用語選定のミス、本人の勘違いだと思われますが、女医さんの言われるとおり、「ク/リイキ」 も 「中イキ」 も、どちらも 「オーガズム」 です。

では、「オーガズム」 と 「エクスタシー」 はどのように違うのでしょうか?

 

「オーガズム」 と 「エクスタシー」 の違いを、自分の言葉で説明すると、次のような感じです。

 

オーガズム

 

オーガズムは、男性なら分かるでしょうが、込み上げて来るものがあって、ある域に達すると自分では止めることの出来ない感覚です。

止めようとしても、止められない感覚。汚い表現ではありますが、ゲロを吐くときの感覚にも近いです。

あとは、「わさび」 ではありませんが、あの 「ツーン」 と、込み上げる感覚でしょうか。

ボキャブラリが貧しくて、どうも済みません。 (^^;

 

女性が、「イク」 のは、「ク/リイキ」 でも 「中イキ」 でも、「脳イキ」 でも、「乳首」 でイっても、全て 「オーガズム」 です。

 

エクスタシー

 

これに対して 「エクスタシー」 は、時間が止まる感覚です。そして 「オーガズム」 ではない、実に心地の良い感覚がずっと続くのです。もう、音も何も聞こえない感覚です。

終わりの見えない 「気持ちの良い感覚」 がただ延々と続くのです。

とろけてしまう感覚です。

 

男は、重症な遅/漏を除けば、最後には射/精して 「オーガズム」 を迎えて終わりますが、この 「エクスタシー」 の状態になると、その 「とろける感覚」 が終わることなく、延々と続くのです。

ですから毎回、必ずこの状況に至れるわけでもありません。

 

女性の場合は、「エクスタシー」 を感じると、多分 「気持ちいい」 的な言葉を連発していると思います。

 

***

 

と言うことで、もしかしたら、統計情報にも、誤った情報が紛れ込んでいる可能性もありますが、マスメディアに登場するオーソリティではあっても、あるいは、医者であったとしても、おかしな 「思い込み」 が入り込んでいる可能性はある、と言うことです。

 

次回は、女医さんが 「体位」 についても dis っていたので、「体位の話」 でも書いてみたいと思います。(笑)

2019/04/22

オーガズムとは(7)

過去記事 「オーガズムとは(6)」 の続きです。

 

以前にも、女性の 「オーガズム」 を客観的に確認できる、いくつかの 「反応」 について、説明したことがありますが、再度おさらいしてみたいと思います。

 

女性自身が、「オーガズム」 を 「快感」 の一種として、うまく 「脳」 がキャッチ出来ているかどうかは別にします。まず現象として現れるのが、① 「膣の収縮(あるいは痙攣)」 です。男性からすると、膣が締まった後、子宮が降りてきて、男性自身が外に押し出されそうな感覚があります。若い女性のように、膣周辺の筋肉が硬い女性よりも、出産経験があったりして、筋肉のほぐれている女性の方が顕著に表れます。

また、このときに、セ/ックスの運動量以上の、② 呼吸回数が増えたり③ 心拍数が増えたり④ 血圧が高くなったりする他、背中を中心に ⑤ 「発汗」 が見られる場合があります。

 

何故、男がこのようなことを知っている必要があるのか?

 

嘘イキの話

 

日本家族計画協会の機関紙(第709号の記事に掲載されている 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ2012 調査結果の概要」 のところにも書いてありますが、「イケない」 女性は、男に対して 「申し訳なく感じたり」 することが多いのです。いわゆる 「嘘イキ」 です。

この記事の部分を見ると、女性ぼ 「嘘イキ」 については、以下のように書かれています。

 

オーガズムが「いつも」ではないという女性に、「オーガズムを感じているふりをしたことがあるか」と尋ねると、65・1%が「ある」(未婚67・1%、既婚64・2%)と回答。その理由は、「相手に悪いから」が54・3%(未婚57・7%、既婚52・8%)、「早く終わらせたい」が28・6%(未婚26・8%、既婚29・3%)という結果であった。未婚女性では50歳代、既婚女性では60歳代が「早く終わらせたい」の割合が他の年齢層に比べて高くなっている。

 具体的に、「その他のコメント」をみると、「相手を喜ばせたい」(35歳)、「タイミングを一緒にしたい」(41歳)、「相手の気分を盛り上げるため」(42歳)、「相手が期待しているから」(46歳)などであった。

 

しかし、このときの女性の 「嘘イキ」 のほとんどは、「AV ビデオ」 などを参考にした 「喘(あえ)ぎ声」 と、その後の自己申告に過ぎません。

 

嘘イキの功罪

 

では何故、騙されてはいけないのか?

 

一度女性が 「嘘」 を付くと、男性に 「女性をイカせた」 ものと誤認させる原因になりますし、女性は下手をするとそれ以降、ずっと 「嘘」 をつかなければならない状況に陥る可能性があるためです。

また、女性が男性に気を使ってしまう結果、セ/ックスに集中出来ず、男性に身も心も委ねられない 「癖」 がついてしまうのです。

 

女性が、あるとき、自分の 「性」 にしっかり対峙してみたいと思っても、自分のパートナーである旦那は、既に自分がイケてると信じているために、今更ながら、旦那に協力を求められないのです。

 

ですので、旦那との関係修復を望むつもりもなく、旦那とのセ/ックスが嫌いで嫌いで仕方がなく、一秒でも早く終わらせたいという場合以外は、少なくとも、パートナーとのセ/ックスを大事に思う女性は、「嘘イキ」 されないことをお薦めします。

 

また、男性は事前に女性に対して、「嘘イキは絶対にしないでね」 と約束事を決めておくこともお薦めしています。

自分が 「イキづらい体質」 で、男に申し訳ないと思っても、「嘘はダメ」 と言うことです。

お互いが 「性」 に対して真摯に向き合い、二人が寄り添ってこそ、性生活の向上があるのです。

 

本イキを確認する方法

 

ちなみに、女性の 「オーガズム」 で一番顕著な反応は、「臀部から腹部に渡る骨盤底筋の痙攣」 ですが、オーガズムが小さい場合は、この痙攣が見られない場合もあります。

しかし、前に説明した、①~⑤ の 「反応」 は、客観的に観察できる特徴ですし、これらの特徴の多くは、自分で意識的に再現できない反応です。オーガズムのときの膣の収縮を意識的に出来る人や、心拍数や血圧を意識的に上げたり、意図的に発汗出来る人は、まず居ません。(^^;

呼吸は女性の息継ぎで、心拍数は女性の胸に触れれば分かりますし、血圧は、女性の手の甲に触れれば、手の甲の血管の浮き出る具合と硬さで、確認出来ますし、背中の発汗は、背中に手を回せば確認出来ますので、きちんと セ/ックスを極めたい男性は、これらの特徴をしっかりと押さえておく必要があります。

 

心拍数や呼吸数および血圧等の変化については、「JASE 現代性教育研究ジャーナル 2018年 No.92」 に掲載されている 「今こそ活かそう! 性科学の知識」 という記事の中にも、次のように書かれています。

 

心拍数

興奮期の次に起こる平坦期に 心拍数は平均毎分 100 ~ 160 回、オーガズム期にな ると毎分 100 ~ 180 回。消退期には急速に正常に回 復するとはいえ 150 ~ 80 回となる。成人の安静時の 心拍数はおよそ毎分 50 ~ 70 回で、毎分 100 回を超 える状態を頻脈というが、相当な負担が心臓にかかっ ていることになる。

呼吸数

呼吸数も通常成人では毎分 10 ~ 20 回程度だがオ ーガズム期には 40 回を数え、発汗については興奮期、 平坦期、オーガズム期には特に反応しないのに、消退期には広範囲に発汗帯が出現する。 

血圧

血圧の変化も著明だ。血圧は平坦期から上がり始 め、オーガズム期には収縮期(最高血圧)で 30 ~ 80mmHg、拡張期(最低血圧)で 20 ~ 40mmHg 上 昇する。消退期になると正常に復する。

 

心拍数も呼吸数も、ほぼ 平常時の 「倍」 になるということです。

 

セ/ックスとマスタベーションの違い

 

ところが、この報告によると面白いことに、マ/スターベーションの場合は、正常時の毎分 63 回程度の脈拍がオーガズム期で毎分 85 ~ 97 回程度にしか上昇しないのだそうです。

呼吸数や血圧の上昇については、どの程度なのかは分かりませんが、やはり、セ/ックスと比べると、体力(運動量)だけでなく、興奮の度合いも抑えられているように思います。

 

自分も、仕事がかなりきつかったときなどは、セ/ックスをすると 「身体が起きて」 しまい、その後、眠いのにもかかわらず何故かなかなか寝付けず辛かった記憶があります。

仕事や子育てが忙しく、睡眠不足で疲れが溜まっている場合などは、どうしても 「セ/ックス」 する気分になれない場合であっても、性欲を解消するためだったり、あるいは、気持ち良くなることでストレス発散や気分転換をしたりすることがありますが、この辺りの、セ/ックスとマスタベーションの 「運動量」 や興奮度の違いが関係しているのかも知れません。

 

ですので、仕事から帰ってきて、旦那がひとりでしていたとしても、「私というものがありながら」 などと気分を悪くせず、単なる 「性欲」 の解消だと思って、「外で浮気されるよりはいい」 と思って温かい目で見守ってあげて下さい。

あるいは、断ってばかりではなく、奥さんが、お口や手でお手伝いしてあげるのも、2人の性的関係を維持していく上では、良いかも知れません。

 

日本のセ/ックスは最低

 

日本は、他の国と比べると、セ/ックスの回数が異常に少ないと言われています。イギリスのコンドームメーカー 「デュレックス(Durex)」 が2007年に実施した調査 「デュレックス セクシャル ウェルビーイング グローバル サーベイ2007 (Durex Se/xual Wellbeing Global Survey 2007)」 によると、「セ/ックスの年間平均回数」 は、1位がギリシャの164回、2位がブラジルの145回、3位がロシア・ポーランドの143回であるのに対して、日本は最下位の 48回。48回は毎週1回に相当する値です。

「セ/ックスを大切と思っている国」 は、1位がギリシャの80%、2位がブラジル・ポーランドの79%、日本は最下位の39%。

そして、「セ/ックスの満足度」 においても、1位がナイジェリアが67%、2位はメキシコの63%、3位がインドの61%であるのに対して、日本は最低の15%。

 

日本は、セ/ックス以外に楽しむことも多く、また、仕事を含め、他の国に比べるとやらなければならないことも多いのかも知れませんが、セ/ックスを大切に思っている人が最も低く、また、セ/ックスにおける満足度も最も低くなった結果が、現在日本が直面している 「少子高齢化」 です。

 

海外からの圧力によって、浮世絵に見られるような、江戸時代に花開いた日本固有の 「性の文化」 も、明治・大正・昭和という時代の流れと共に衰退してきましたが、日本はあらためて、「性」 に対する意識を変えるべきときに、差し掛かっているように思います。

 

***

 

そのためには、「セ/ックスで気持ち良くなることを肯定する」 こと。 そこから全てが始まるように思います。

2019/04/22

オーガズムとは(8)

昨日の記事 「オーガズムとは(7)」 の続きです。

 

今回は、「潮/吹き」 の話です。

 

女性からすると、「Gスポット」 の話も、「潮/吹き」 の話も、自分が当てはまらない場合、どうしても  「都市伝説」 的な認識をしてしまいがちですが、それは致し方ない話。

しかし、この薄汚いエ/ロオヤジが、自分の経験や実体験から、クソ真面目にではなく 「エ/ロ真面目」 に書いているのは、読者の方に 「こういう現実もある」 ことを認識して貰いたいという思いからですし、出典が明らかでない情報ソースやイメージに妄想を膨らませている若者には、きちんと考え方を修正して貰いたいからです。

 

相模ゴム工業の 「ニ/ッポンのセックス」 は、初回の 2013年版で、かなり話題となりましたが、今回の 「ニ/ッポンのセックス2018年版」 は、その5年後の調査です。

国では、こういう調査をしてくれませんので、「不倫や浮気の実態調査」 という意味においては、社会に大きなインパクトを残してくれました。

 

そして、前回の記事その他でご紹介している 「ジェクス」 の調査データは、日本人の 「性」 の詳細について分析されている貴重なデータです。

ジェクスのデータを取り上げる 「日本性教育協会」 にしても、「日本家族計画協会」 にしても、クソ真面目に 「人間の性」 を多角的に捉えようとしている団体です。

 

本来であれば、マスメディアがこういった 多様な情報をシステマティックに取り上げてくれれば良いのですが、最近のマスメディアは、ポリシーも良識もなく、追うのは目先の利益と成績ばかり。

終いには、取材確認をもサボって 「フェイクニュース」 を載せてみたり、ユリ・ゲラーのブレグジット抑止宣言を時事として扱う始末。

 

しかし所詮、興味のない人には意味のない話。真剣に 「性」 に対峙している人の参考になれば、と思って書いています。

 

***

 

今回は、「潮/吹きの話」 です。

 

アレは、いったい何なのか?

「Gスポット」 と同じなのですが、医学的には、まだ解明されていません。

 

自分が一番最初に 「潮/吹き」 の女性と対峙したのは、もう40年近く前の話になります。

まだ自分が10代後半のときの話。

当時はまだ、「潮/吹き」 なんて単語も存在しない時代でした。

 

夜にアルバイトしている友人の部屋を借りて、その頃六本木のディスコで出会った女性とえ/っちを 「した」 のですが、翌日起きると布団がビッショリです。(^^;

二人でドライヤーを使って必死に乾かしたのですが、しかし、その年上の彼女の強硬な責めをくらい、いつの間にか 「自分の オネショ」 ということにされてしまいました。

 

幼/稚園児や小/学生の低学年でもあるまいし、そうそう簡単に 「オネショ」 なんて出来る筈もないのですが、当時は自分はまだ学生。相手は、某金融機関の OL ですから、強気で来られたら適いません。(^^;

 

そんな、「オ/ネショ?」 冤罪事件も、それから10年後に 「潮/吹き」 論争があったりして、初めて自分的には納得出来た現象でした。(笑)

 

   「やっぱり、オレじゃないじゃん!」 (^o^)/

 

***

 

それ以来、その当時の愛奴から、顔面に霧吹き状に噴霧されたり、「間欠泉からのオ/シッコか!」 と思うほど、弧を描いて噴出させる女性にも出会ったこともありますが、自分に出来るのは、味覚による判断くらいのもの。確かに 「無味無臭」 で 「冷たい」 です。

 

そもそも、幼/稚園児ならまだしも、大人はそう簡単に 「オ/ネショ」 もそうですし、人前で 「オ/シッコ」 すら出来ません。(苦笑)

それに、「成分分析」 をしたところで、「汗」 の成分も 「尿」 と同じというくらいなので、「潮」 を分析して、「尿」 と同じ成分であったとしても、何一つ不思議ではありません。

 

一度、潮を吹く女性に 「オ/シッコ」 をさせてみたことがありますが、それは体感的に 「生温かく」、かつ、アンモニア臭がした記憶があります。(苦笑)

明らかに 「アンモニア臭」 がするのは、腎臓を経由してフィルタリングされた液体だったからであり、生温かいのは、膀胱という名のタンクに貯蔵されていたから。

 

話は変わりますが、「Gスポット」 は欲情していない女性の場合は、触ってもあまり触覚的には分かりませんが、興奮してくると、明らかに 「ぷっくり」 と膨れてきます。

女性の 「Gスポット」 は、「スキーン腺」 であるとも言われていますが、「潮/吹き女」 であれば、指を入れたら明らかに分かる筈です。

 

「ぷっくり」 するのは、きっと 「潮」 を蓄えているからに相違ありません。♪(笑)

 

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そんな、「潮/吹き」 ですが、「潮/吹き」 に拘(こだわ)る 「手マン男」 をたまに見かけます。多分、男の場合は、女性の 「潮/吹き」 を男の 「射/精」 と同じ 「気持ち良い」 行為として認識してしまうのでしょう。

 

   「潮/吹き≒イカせた」

 

的な認識が、「手マン男」 には、あるんだと思いますが、誰に聞いても、「出ちゃう」 認識は、女性にもあるものの、そこで 「オーガズム」 なり 「エクスタシー」 を感じる女性は、自分が知る範囲では、一人もいません。

 

気持ち良くなっている 「女性」 が 「潮を吹く子」 の場合、「オーガズム」 でベッドを 「びしょびしょ」 にすることは確実です。しかし、女性が 「潮」 を吹いたからといって、その女性が必ずしも 「オーガズム」 を感じているわけではありません。

 

逆に、そういう 「潮を吹く」 女性は、常に自分の 「粗相(そそう)」 と認識しているようで、それが原因で、男性に嫌われたりしないかということを、常に心配しています。

当たり前です。自分の家で 「そのような状況」 になったら、それを洗濯するのは自分なのですから。(苦笑)

 

もし、男性が 「潮/吹き命」 を名乗るのであれば、せめて 「寝床をベシャベシャにしてしまって、申し訳ありませんん」 と言う、女性が感じる 「軋轢(あつれき)」 から救ってあげて、「気持ち」 を高めてあげて、しかも、相手のカラダに配慮してあげて下さい。

 

手を洗う習慣もなく、しかも 「爪」 が伸び切った汚い指で、自分のアソコを 「ガシガシ」 やられた日には、その恐怖感で、思わず逝ってしまいます。(苦笑) 

 

男性のアソコも、女性のアソコも、粘膜が薄いので、乱暴に扱われると痛いですし、汚い手で触れられると炎症を起こしたりします。


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自分の感覚で言うと、指先であっても、其処に触れた指で感じとって、それに応えるということ。

 

未経験者は、自分の頭の中にある 「AVのシーン」 をイメージして、手を動かしたりしてるのかも知れませんが、そうではなくて、自分が今接している 「女性」 の鼓動を自分の指先で感じ取ること。

 

自分の執着を外れて、如何に女性の感覚と同期を取るか、だと思っています。

 

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もうひとつ。

 

酔った勢いで書きますが、

 

自分が思い描いたように、女を感じさせたい 「男」 と、自分が思い描いたように男に感じさせて貰いたい 「女」 は、どちらも満足できません。

 

大事なことは、其処に 「相手」 が居るということ。

感じさせたい男も、感じたい女も、相手を見て、相手を感じないといけないのです。

 

男性同様、女性の方も、自分の願望ばかりではイケません。

自分が思い描く、「上品な男の指が、自分のカラダを奏でる」 のを想像している女性に必要なのは、ゴツゴツとした職人の指であり、逆に、ゴツゴツとした指しか知らない人に必要なのは、実に軽やかであり、そして強弱のインパクトをコントロール出来る 「繊細な指」 なのです。

勿論、どちらもフェザータッチが基本ですし、信頼出来ることは必須ですが、女性の 「快楽」 は、自分を超えたところにあるということ。

 

一番大事なことは、相手に 「潮」 を吹かせることが出来るかどうかではなくて、自分の指で相手を感じてあげることであり、女性にとっては、自分を超越(料理)する 「相手」 の存在に、自分を委ねることなのです。w

 

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最後に、前回の 「オーガズムとは(7)」 の記事でも引用した、日本家族計画協会の機関紙(第709号の記事に掲載されている 「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ2012 調査結果の概要」 にある記事をご紹介致します。

 

「潮が吹く」経験は34・4%
AVでは「潮が吹く」がよく話題になっている。医学的には「女性の射精(Female Ejaculation)」と呼ばれている。その部位は、腟前壁に位置するG(グレーフェン・ベルグ)スポット。医学用語ではスキーン腺への直接的な刺激の結果起こり、一般女性の6割ほどがその存在を自覚するといわれている。

 今回の調査では、34・4%の女性(未婚39・1%、既婚32・5%)が「潮が吹く」を「何度も」「たまに」経験しており、中でも未婚の40歳代では18・1%が「何度もある」と回答している。未既婚ともに50歳代、60歳代で「潮の意味がわからない」との割合が高くなっている。
 その一方で、「オーガズム」の経験が必ずしも「潮が吹く」とは関係がないということも明らかにされた。

 

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「潮」 を吹いたからと言って、女性は 「オーガズム」 を感じているわけではありませんが、「オーガズム」 の結果、「潮」 を吹く女性は、「3割はいる」 と言うことです。

 

女性も男性も 「潮」 に拘(こだわ)らず、女性は、ベッドが 「ぐしょぐしょ」 になっても、自分を卑下せず、お互いが相手を許容すること。

 

「潮」 を吹きやすい女性の場合、次のようなアイテムがあると、お家でする場合などに便利かも知れません。

 

 

 

2019/04/22

オーガズムとは(6)

過去記事 「オーガズムとは(5)」 からの続きです。

 

最近読んだ男性のブログ記事に、彼女が気持ち良くなってイクときに笑ってたので、後で 「何故笑っていたの?」 と聞いたけど 「分からない」 と言われた・・・、みたいなことが書いてありましたので、今回は、その辺の女性の 「セ/ックス」 にまつわる女性の 「感情表現」 について書いてみたいと思います。

 

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快感をその人が、どのような感情あるいは表情で表現するか。

 

AV(ア/ダルトビデオ)などでは、男性の性欲を高めようと、かわいらしさを全面に出して 「イク~~♪」 みたいなスタイルを良く見掛けますが、これらはほぼ全て 「演技」 です。(笑)

「オーガズム」 とは、そもそも ”痙攣を伴う極度の緊張からの弛緩” ですので、痙攣している最中は、首とか表情にもチカラが入ります。

 

セ/ックスに 「共通の様式」 みたいなものはありませんので、感情表現も、人それぞれです。

 

結論を先に言ってしまうと、

 

気持ち良くなってくると、「イヤイヤ」 と顔を背(そむ)ける人もいれば、「ニヤニヤ」 と笑いがこみあげてくる人もいますし、「苦しい表情」 をする人もいれば、気持ち良くなった後に涙が止まらず、ずっと 「わんわん」 泣いている女性もいます。

お酒に酔って、「泣き上戸(じょうご)」 になる人もいれば、「笑い上戸」 になる人もいるのと、何処か似ています。

 

後で、「何で?」 と聞いても、「分からない」 としか答えようがないのは、特に理由があってのことではありません。

何故なら、「オーガズム」 のときは、女性は前頭前野が機能停止していますので、そもそも女性に、はっきりとした記憶は残りません。お酒を飲み過ぎて、翌日にそのときの記憶が全くないのと同じなのです。

 

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「お酒」 も、酔う度合いには 「人間関係」 が絡みます。

 

いつも酔っぱらって、介抱しなければならない相手と飲んでいると、無意識に 「送っていかなくちゃ」 と言う緊張感があるためか、思ったほど自分は酔っていなかったりします。

逆に、先に酔ってしまう人間は、そいつと飲んでいると 「楽しい」 から、大きくなってしまうのでしょう。(笑)

 

なかなか 「イケない」 女性というのも、もしかしたら、見栄を張っていたり、意地を張っていたり、あるいは、恥ずかしさに耐えられないなど、さまざまな理由から自分を解放し切れていないのではないでしょうか。

「前頭前野」 が機能停止した後、最期に登場する 「ラスボス」 は、「扁桃体」 と呼ばれる、恐怖や不安を司る部位です。これを乗り越えて女性は 「オーガズム」 に達します。

最後は、不安や恐怖との闘いなのです。

自分に自信がなかったり、不安に捉われていると、自己の防衛本能からどうしても 「緊張感」 が抜けきらないのでしょう。

 

「セ/ックス」 とは、「雑念」 を捨てて、目の前のパートナーと100%向き合い、自分を相手に委ねる行為であり、自分の良いところばかりではなく、汚いところも醜いところも含めて、自分の全てを相手に晒(さら)す行為なのです。

 

   「今、自分は相手の人に、どう映っているのだろう?」

   「自分の変な顔を、相手に見られたくない・・・」

   「髪の毛が汚れちゃ嫌だっ!」

 

何かを気にしながら、お酒を飲んでいても酔えないのと同じで、こういう細かいことを気にして 「セ/ックス」 しても、気持ち良くはなれないのです。(苦笑)

世間の大切な 「一般常識」 であっても、二人の世界においては、そういった観念に捉われてはいけないのです。

貞淑な妻、恥じらいのある女も、ベッドに入るまでの話なのであって、其処から先は、女性は自身の全てを、男性に委ねなければいけないのです。

 

そして、大事なことは、自分の感情を抑えている人の場合は、自己の 「喜怒哀楽」 を出すようにすること。逆に、感情の起伏が激しい人の場合は、素直になること。自分の気持ちをポジティブな方向に持っていくことが大事です。

 

また、「セ/ックス」 は、「ありのまま」 の自分を出す行為ではありますが、「怒り」 や 「不満」 は抑えないといけません。

「自分!自分!」 と自分が前に出てしまっている状態は、自分を相手に委ねられている状態とは言えないためです。

 

「セ/ックス」 とは、心と身体の究極のコミュニケーションです。

このときばかりは、自分と相手の損得計算を忘れて、男性は 「陽」 になり、女性は 「陰」 に徹する。陽は陰を光で包み込み、陰に対して方向性を示し、そしてサポートする。

 

自分だけが楽しむのではなく、二人の時間を共に 「楽しい時間」 にしようとする思いが大切です。