2ntブログ
2019/04/22

女性が中でイクために(11)

過去記事 「女性が中でイクために(10)」 の続きです。

 

「中イキ」 ってどんな感じなのだろう?

出来れば、同性(女性)の口から直接聞いてみたい気持ちは解ります。(笑)

 

そもそも 「中イキ」 経験出来るはずもない男で、しかも、こんな50過ぎの薄汚い 「エロオヤジ」 の言うことなんて 「怪し過ぎて信じられない!」 という方がいたとしても、全然不思議ではありません。(苦笑)

 

しかし何故、男ばかりが 「中イキ」 を語るのか。

それは、困ったことに、女性は 「中イキ」 をすると、その間の記憶が 「ぽっかり」 と抜け落ちるからなのです。

 

「記憶が飛ぶ」 とは、どういう状態か?

 

「中イキ」 をした女性は、別に 「失神」 して、気を失うわけではありません。

意識はあるので、声を掛ければ反応しますし、返事もすれば、話も出来ます。

しかし、まるでこの世を留守にでもしていたかように、「記憶」 だけが抜け落ちているのです。

 

「あのとき、こんなだったよ!?」 と教えてあげると、ぼんやりとした記憶を辿(たど)って、「ああっ!そうだ!そうだ!」 と思い出す人もいます。しかし、前後関係が良く解らなかったり、どうしても思い出せないこともあったり。

 

普段であれば、10年前に会った人の、名前や日付、下手をすると 「会話」 の内容までも細かく覚えていたりする、おそるべき 「記憶力」 の女性であっても、このときばかりは機能が働かなくなるのです。

 

「あそこで〇〇の話をしたところまでは覚えてるんだけど、其処から何時に店を出て、それからどうやって家まで帰ってきたのか全然覚えてない」

 

ちょうど、酒好きの人が飲み過ぎてしまい、ある時点からのことを全く覚えていないのと良く似てます。

勿論この場合も 「薄っすら」 とした記憶は残っていたりします。しかし、それを自力で思い出すことはなかなか至難の業です。

 

女性の 「中イキ」 もこれに近い状態と言えます。意識はありますし、話もするのですが、記憶が 「朧気(おぼろげ)」 になるのです。

自分一人で思い出すのはなかなか難しく、その場にいた人の証言などを頼りにして、ようやく思い出せるか、思い出せないかなわけですから、普通の女性は、なかなか自信を以って 「中イキ」 を語れないのです。

 

自分が 「あまりにも断定的に 『中イキ』 を語る女性の話は信じてはダメ!」 と言っているのは、そのためです。これらの記事の多くは、いろいろなサイトの情報を単に寄せ集めて、それらしく編纂(へんさん)したに過ぎません。

 

女性による 「中イキ」 談義


女性が自分の 「中イキ」 体験を語ることについては、全然問題ないのですが、「中イキ」 の場合、女性はそのときの 「記憶」 が飛んでしまうことの他に、女性が 「中イキ」 を語れないもうひとつ理由があります。 それはある意味当たり前なのですが、女性は、いろいろな 「竿」 を見る機会はあっても、他の女性の 「中イキ」 に立ち会う機会がないこと。(笑)

ですので、自らの体験以外は、どうしても他で見聞きした情報に頼るしかないわけです。(笑)

 

なので、見掛けたとしても、「いかがでしたか?」 みたいな 「まとめ記事」 の類か、「イケてる自分」 を演出している承認欲求丸出しの記事ぐらいのもの。そんな偽り多き、女性語りの 「中イキ」 論議ですが、マトモなものをひとつ見つけました。(笑)

 

女性ライターによる 「中イキ」 記事

 

株式会社サイゾーが運営する 「messy」 という情報サイトに、キュレーターをされている 「大根蘭」 さんという女性がいるのですが、この方は 「セ/ックスの求道者」 を自認されている方で、記事の内容もなかなか的確で参考になりますので、昨年の記事になりますが、彼女の 「中イキ」 記事をご紹介させていただきます。

 

「中イキは記憶が飛ぶって本当? オーガズムの感覚に“不正解”はない!」

彼女が受けた 「中イキ」 感覚の中身

 

彼女は、記事の中で、こんな風に書いています。

私の場合は、中イキ直前に力むため無呼吸状態に近く、イッた瞬間は心拍数も上昇して、額はクリイキのときよりも汗が流れますし、イッたあとにすぐ落ち着くクリイキとは違い、中イキ後は痙攣してる感覚を感じながら、しばらく放心状態です。

 頭が真っ白になることもありますが“真っ白になった”という意識はありますし、“気持ちよすぎて、何を言っているかわからない言葉を発していた”ことも覚えています。ネット上では、私と同じように「意識が飛ぶと聞くけど、私は最初から最後まで覚えている」という人に対しても「自分では気付いていないだけで、記憶が飛んでいるはずですよ」という意見や「じゃ、きっとまだ本当の中イキを知らないのかも」という意見もありました。う~ん、なんだか断言されていることに、モヤモヤします。確認したいなら、セックス中の音声や映像を記録しておくしか術がないでしょうが、やりたくないですし……。

 

彼女の表現は、実に 「的確」 です。

 

「オーガズム」 は、”累積的な性的緊張からの突然の解放のことであり、骨盤まわりの筋肉のリズミカルな痙攣を伴い、強い快感を生んだ後に弛緩状態に至るもの” のと定義されますが、「無呼吸」 に近いのは、性的緊張ゆえに、力を込めて堪えて踏ん張っているためですが、実際はこのときも、一種の痙攣状態にあります。力が思いっきり籠っているときの痙攣が四分音符の周期であるなら、その後、解放された直後に起こる骨盤底筋や腹部の痙攣は八分音符の周期です。

 

最初から最後まで覚えているのであれば、それはどちらかと言うと、「中イキ(オーガズム)」 ではなくて、時間が止まり、甘い時間が永遠に続く 「エクスタシー」 の状態だと思います。

 

「中イキ」 も、その 「深さ」 が浅い深いといった 「程度問題」 はあると思いますが、頭の中が白くなったこととか、汗が噴き出すのを感じたとか、何を話したかは覚えていないけれども、話していたことは覚えているなど、ちょっとした断片的な記憶はあったりしますが、しかし記憶があったとしても、その程度で、前後関係や細かいことは分からなかったりします。(笑)

 

また、彼女が、「ク/リイキ」 によるオーガズムと、「中イキ」 によるオーガズムの違いを語っていますが、これも的確な表現だと思います。

この 「感覚の違い」 すら知らない女性のひとは、前にも書いた 「女医さん」 のように、加藤鷹が本に書こうとした 「意味」 も、フロイトが言っている 「意味」 も汲み取れないのです。

 

そして、彼女がいみじくも書いているように、唯一女性が自分の 「オーガズム」 を客観視するためには、自分の 「セックス中の音声や映像を記録しておくしか術がない」 のです。(笑)

彼女は、自分の 「観察」 の限界も認識しているし、対応策も考えているという点においても、実に嘘がありません。(笑)

 

素直に自分の言葉で語っているところに、大変好感が持てます。(笑)

 

「記憶が飛ぶ」 のは酸欠?

 

但し、彼女もまだ、きちんと 「オーガズム」 のメカニズムは理解していないようなので、若干誤解している部分もあるように思われます。

先ほども書きましたが、「中イキ」 の瞬間に記憶が飛んだり、意識が飛ぶのは正しいのですが、これは 「酸欠状態」 とか、そのまた逆の 「過呼吸」 によって気を失っている状態とは全く異なります。

 

確かに 「オーガズム」 を迎えると、女性の鼓動(脈拍)は早くなり、血圧は上昇し、呼吸も荒くなってきます。中には確かに 「過呼吸」 気味になる女性もいないわけではありません。

自分は、このような女性に対しては、手で口を塞いだり、首に手を当てたりして、出来るだけ血中の二酸化炭素濃度を落とさないように 「呼吸管理」 をしています。これは一見 「サディスティック」 に見えます が、これはあくまでも、「過呼吸」 による 「失神」 を防ぐため。

 

男は、「女が失神するほどイカせた!」 と誇りに思い、女性は女性で 「失神するほどわたしはイケるの」 と言いたいのかも知れませんが、自分に言わせれば、「失神」 したのは、男性パートナーの 「呼吸管理」 出来ていないだけです。(苦笑)

 

何回も言うように、医学的には 「オーガズム」 の迎えるにあたっては、まず最初に ① 女性の 「理性」 を司る 「前頭前野」 が最初にシャットダウンし、そして最後に ② 「不安」 や 「恐怖」 を司る 「扁桃体」 がシャットダウンを起こして、「オーガズム」 が起きるのです。

① の時点で、女性の記憶は朦朧(もうろう)とし始め、そして、② を乗り越えようとして、女性は 「イヤイヤ」 を始めます。

ちなみに、「中イキ」 に一歩手前の女性であっても、もう、ほとんどぼんやりとしか 「そのときの記憶」 はありません。(笑)

 

「中イキ」 において、「記憶が飛ぶ」 のは、前頭前野の働きが低下するためです。

ですので、本人は言葉を掛ければ普通に答えますし、当然 「はあはあ」 と息もしていますし、ブツブツとまるで独り言のような言葉を発していたりはしますが、そのときに自分の行動などの細かい描写といった記憶もそうですし、周囲の状況といった記憶が抜け落ちるのです。

 

「中イキ」 で 「記憶が飛ぶ」 のと 「失神」 は、全く次元が異なる話なのです。

 

SM とオーガズム

 

「SM」 の 「緊縛」 の世界では、「縄イキ」 という現象があります。

また、ちょっとした刺激や連想から 「オーガズム」 の達する 「脳イキ」 という言葉もあります。

「中イキ」 でさえ難しいのに、この辺になってくると、また 「都市伝説」 のように受け留められがちですが、実際に存在します。

自分の愛奴は、指の股にある水掻き部分を刺激して、イったこともありますし、乳首を摘まんでもイキますし、舌を吸ったりしてもイキます。

 

なんで、「SM」 と 「オーガズム」 が関係しているのか?- と不思議に思われるでしょうが、「フロイト」「マルキ・ド・サド」「ジョルジュ・バタイユ」 も、相互に影響を及ぼし合った同士で、同じ穴のムジナなのです。

 

SM で、縄に縛られてイってしまう 「縄イキ」 というのも一種の 「脳イキ」 であり、「中イキ」 もまた、一種の 「脳イキ」 のひとつに過ぎないのだと思っています。

そして、一度 「脳イキ」 出来るようになれば、何度でもイクようになりますし、「指1本」 でもイクようになります。

勿論、自分の指導に対して、きちんと向かい合ってくれていることが前提となりますが、これは、女性の 「オーガズム」 も結局最後は、女性の 「脳」 で感じているからと思われます。


***

 

今回は、取り敢えず、本音ベースで、なかなか 「信憑性」 のある記事を書かれている 「大根蘭」 さんの 「中イキ」 記事をご紹介しました。

頭で理屈を理解したからと言って、「中イキ」 出来るようになるわけでもありませんし、「中イキ」 させることが出来るようになるわけでもありませんが、しかし、感覚的にイメージ出来るのと出来ないのとでは、同じように 「中イキ」 を目指すにしても、かなり違うと思います。

 

「中イキ」 を目指す方たちの、何かの参考にでもなれば幸いです。(笑)

 

―――

 

ご夫婦やカップルでのセ/ックスの向上、セ/ックスレス対策、性教育等の参考として、ご利用ください。

一緒でも別々でも構いませんが、お二人が同じ記事を読まれることをお薦めします。それにより、お二人が 「性について」 話す時間も生まれますし、お互いの 「性」 に対する考え方や理解、性癖や価値観を話すキッカケにもなります。多くの方が、幸せで気持ちの良いセ/ックスを経験し、有意義な時間をおくれるようになると良いなと思っています。老若男女を問わず、質問や相談も受け付けています。アメーバーのメッセージもしくは コチラ からお問い合わせ下さい。イイね や コメント は大変励みになりますので、どうぞお気軽に。

 

過去の記事

 

オーガズムとは(1)

自分のカラダは、自分でケアする(1)

女性が中でイクために(1)

「都市伝説」という言葉で片づけない(1)

ニッポンのセ/ックスを読み解く(1)

オ/ナニーは悪いことか?(1)

新・フェ/ラの話(1)

 

旧ブログのアーカイブ (18/禁 別のサイトにジャンプします)

 

ご意見・質問・お問い合わせ

2019/04/22

ニッポンのセ/ックスを読み解く(6)

前記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く(5)」 の続きです。

 

前回の記事までは、「ジェクス」 の調査データに基づいて、「男女の浮気や不倫」 について論じてきました。

「ニッポンのセ/ックスを読み解く(4)」 のところでは、某ブロ友さんより、「意外と多いですな!」 とのコメントを頂きましたが、確かに 60代男性の現在進行形をも含む7割を超える 「浮気率」 を見ると圧巻です。(苦笑)

60代の男性と 「したい!」 と思われる女性は少ないとは思いますが、 「性の深淵」 を見るような気がしますし、50代に比べると半減してはいるものの、60代にて未だに現役な方もいらっしゃる訳で、自分も、これからも精進したいと思っております。(笑)

 

実を言いますと、自分も40代のときは、「50代なんて終わってるだろ?」 と思っておりました。(苦笑)

まあ、そもそもを言えば、自分が20代や30代のときには、まさか50代の人達が 「してる」 とは思ってもおりませんでしたし。(^^;

 

 

しかし、この60代の男性で7割を超えるオレンジ色の部分は、「これまでに配偶者や恋人以外の人とのセックスがあったか」 という問いに対して 「あった」 と答えた、あくまでも、過去の浮気であり不倫なのです。

 

人生も長くなれば、いろいろなところで迷いが生じます。

過去の 「浮気」 や 「不倫」 と言っても、もしかしたら 「たった一度の迷い」 かも知れませんし、「たった一度の風俗」 なのかも知れません。

 

中には、風/俗通いをやめられない 「ツワモノのおっちゃん」 もいるかも知れませんし、自分のように 「多頭飼い」 のえげつないゲスなオヤジもいるかも知れない。

もしかしたら、職権を乱用して、従業員の女性を誑(たぶら)かすなど、卑劣な輩の悪行も、この中に含まれているかも知れません。

 

しかし、浮気は浮気、不倫は不倫。

 

そして残る3割の人達の内情は、「統計」 上は明らかになってはいませんが、可能性とあるのは、性欲を感じない、あるいは、セ/ックスしたいとは思わない人達。

 

結果として見れば、不起訴になるか起訴相当かを別にすれば、「人間はこれだけ、不完全である」 ということなのです。

 

そして 「女性」 の場合も、「女性用風/俗」 が未だ発展途上にあるので、表には出て来ていないものの、やはり男性同様 「不完全」 なのです。

 

***

 

「結婚相手」 に、自分の100%理想の相手と言うものがいないように、最後は何処かで割り切らなければいけないのです。

 

「セ/ックス」 は、「秘め事」 であるだけに、いろいろと後回しにされやすく、夫婦の中でも一番 「歪み」 が出易いところなのです。

 

「揚げ物」 嫌いの奥さんに、いくら 「とんかつを食べたい!」 と言ったところで、家の中の雰囲気を壊すだけです。それならば、外でこっそり 「とんかつ屋」 で、美味しい 「とんかつ」 を食べれば良いのです。

 

「セ/ックス」 も同じ。

 

「セ/ックス嫌い」 のパートナーや、既に自分から心が離れた相方に、いくら迫ったところで、断られるだけです。

また、断る方は断る方で、体調不良とかそういう問題ではなく、既に心が冷めているのであれば、「外でしてきて」 と相手に伝えるべきでしょう。

 

しかし、人によってはいろいろな考え方があります。

 

鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス (織田信長)

鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス (豊臣秀吉)

鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス (徳川家康)

 

「とんかつ」 の例で言うなら、織田信長なら 「離婚」、豊臣秀吉なら 「DV」 です。

 

「浮気」 も 「不倫」 も外食文化です。(笑)

 

鳴かぬなら 鳴くのを探そう ホトトギス (チョビワルおや路)

 

***

 

前回、ジャクスの調査から、1/3 の人は浮気をし、1/3 の人は現状維持、そして、残る 1/3 はセ/ックス未経験の人と分析しました。

1/3 の 「現状維持」 派というのは、男性ではとりあえず 「風/俗」 で済まし、女性では 「何かで誤魔化す」 ということです。SNS などで 「ネット恋愛」 してはいるけど、リアルでは会わないという女性や、「プラトニックな恋愛」 に限定しているという女性は、このタイプです。

 

では、残る 1/3 の人達はどんな人達なのか?

 

いろいろと調べてみると、「性欲がない」 わけではないようです。

 

これは、「JASE 現代性教育研究ジャーナル」 2019年 No.94 の 「青少年の性行動の不活性化と多様性」 という記事に掲載されていた 「学生の性に対する関心」 についての調査結果です。

 

 

少なくとも、大学生の時点で、未だに 「性に対する関心」 のない人も見られますが、しかし、国勢調査にあるような 「セ/ックス未経験者数」 に上るような比率で見られるわけでもありません。

 

いろいろとネットで調べていくと、次のような幾つかの記事にぶち当たりました。

 

「なぜ日本人の間で30歳前後のセックス未経験者が増えているのか」というニュースがCNNで報じられる」

「介護事業を始めて気がついた、中年童貞の深刻さ」

 

まず、最初の記事には、いくつかのインタビューもありますが、サカイさんが、

「女性に出会って魅力を感じると、デートに誘ったり手をつないだり、キスしたりと普通はそんな風に進むものですが、私の場合はそのような事がこれまでに起こりませんでした。そういう機会は自然にやってくるものだと思っていたのですが、何もありませんでした」

と言っているように、「完全に受け身」 であるということです。

自分の意思を全く感じられないほどです。主体性が全く感じられません。

 

二番目の記事は、「中年童貞」 に関する記事で、幻冬舎から出版されている同名の書籍からの引用記事のようですが、コチラは、秋葉に集う 「中年オタク」 の童貞率が高いとしています。

二次元しか愛せないっていうオタクがいるけど、そのほとんどは方便ですよ。実際は現実の女の子に相手にされないから、二次元が好きというのが一般的です。最近はネットで叩かれるからみんな言わなくなったけどね。二次元しか好きになれないって言い訳、自己暗示。オタクの人に見られる傾向だけど、自己正当化するわけですね。非モテって言葉も同じように使われている。俺たちはモテないのではなく、モテたくないと。もちろん例外もあって現実の女の子からモテるルックスだけど、二次元しか興味がないって人もいる。それは若い世代に多いですね。

アニメなどの二次元やフィギュアへの傾倒は、現実の性からの逃避であり、これらは単なる自己正当化にすぎないという意見は熾烈です。(苦笑)

リアルな女性は、自分の思い通りにもなりませんし、ワガママも言います。(苦笑)

こういった人達から見れば、それは 「面倒臭い」 以外の何物でもないのでしょう。

自分の先輩にも、こういうタイプの男性はいましたので、何となくイメージが沸きます。w

 

***

 

こうやって、3つのグループを対比してみると、「浮気」 したり 「不倫」 に走る男女は、リスクを取って果敢に攻める、あるいは、それを熱望しているタイプの人達であり、第二のグループは、そこまでの勇気がなかったり、あるいは、条件が揃わないなどの理由で行動に移せない保守的なタイプ、そして、最後のグループは、そもそも人付き合いからして苦手なタイプ、あるいは、鼻から諦めているか、逃げているタイプと言えるのかも知れません。

 

「不倫」 や 「浮気」 をしているからと言って、「コミュニケーション能力」 に富んでいる人ばかりとは限りません。

女性の場合は、自分が熱望していることの意思表示が出来て、そして、それを察知できる男性であるならば、組み合わせは成立します。

大きな違いは、「鼻から諦めてしまう人」、「躊躇してしまう人」、そして 「行動に移せる人」 の違いであるように思います。

 

勿論、倫理観も大きいと思いますし、性欲のある・なしも関係すると思います。

 

しかし、「一生の話」 ともなると、誰も見ていない状況というものもあれば、棚から牡丹餅みたいな状況もあるわけで、そこまで自分を律することは難しいということなのでしょう。

 

結局のところ、「文春砲」 に始まる、マスコミによる 「ゲス不倫」 騒動で、一番騒いだのは、男性の人口の 1/4 を占め、女性の人口の 1/3 を占める、第三極にいる 「セ/ックス未経験」 の人達であり、そして、追従したのが、第二極にいる女性陣だったのではなかったのでしょうか?

2019/04/22

ニッポンのセ/ックスを読み解く(5)

前の記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く(4)」 の続きです。

 

ひとつ前の記事では、男性の 1/3 が 「不倫」 や 「浮気」 をし、他の 1/3 の男は 「風俗」 に通い、そして、残る 1/3 が 「不倫」 も 「浮気」 も 「風俗」 通いもしないと結論付けました。(笑)

お金がなければ 「風/俗」 には通えませんし、モテない男は、「職権乱用」 でもしない限り、「不倫」 も 「浮気」 も出来はしません。

 

今回は、残る 1/3 の、「浮気をしない系」 の 「男性」 についての話です。

 

***

 

ちなみに、「ニッポンのセ/ックス 2018年版」 によると、男性で 5.4%、女性で 7.6%が、「同性を好む」 と答えたそうです。

 

そして、もうひとつの問題。

それは、「性体験」 のない人達の存在です。

 

国勢調査の結果を踏まえて言えば、2015年の時点で性交渉の経験のない独身者の割合は、20~24歳の独身男女で、ほぼ2人に1人。25~30歳も独身男女で、ほぼ3人に1人。

30~34歳の独身男性で、4人に1人、同じく30~34歳の独身女性で、3人に1人が未経験者という結果になっています。

 

 

***

 

「性体験」 のないまま、「結婚」 することが問題だとは思ってはいませんし、個人的には、結婚において、「バージニティ(virginity)」 というものは重要だとは思っていません。

「問題」 は、年齢が上がるに連れて、この人達が結婚する確率が極めて低いことにあります。

40歳を超えて初婚を迎える人は、ほんの一部の人達に過ぎません。

人口動態統計調査を見ても、「累積初婚率」 は、男性人口1,000対し、700~800に過ぎません。

 

つまり、男性の4人に1人は、結婚しない確率が高いのです。

こちらは、単なる 「結婚の話」 なのですが、そしてその一方で、未婚男性の性交渉の未経験比率も、やはり同じく男性の1/4の値を示しているのです。

 

国勢調査の結果として、35から39歳の独身男性の 1/4 にあたる男性は 「童/貞」 であり、そして、1/3 弱の女性は 「処/女」 なのです。

この人達が、40歳以降に結婚する比率は、人口動態上は、かなり低くなります。

 

 

***

 

「結婚」 も 「セ/ックス」 もその人の 「ライフスタイル」 です。

「結婚」 していなくても、「セ/ックス」 している人はいるでしょうし、「結婚」 していなくても、「出産」 している女性は居ます。

もちろん、「結婚」 しても、性交渉のない夫婦もいるでしょう。

 

だからと言って、こういった人達が、「性的能力」 に欠けるとは思ってはいません。

性的に受け身であったり、「性」 に対する偏見があったり、「処/女性」 に対して強い思い込みがあったり、あるいは、そもそも 「性的行為」 に興味がなかったり。

それまでに 「セ/ックス」 を未経験だった理由が、本人の 「性欲」 の欠如にあるのか、「宗教」 的な 「戒律」 によるのか、それとも、単に機会がなかったからなのか。その辺は分かりません。

しかし、ひとつ言えるとすれば、「性」 に保守的であり、そして、「性」 の経験が少ない人達であるということです。

 

「結婚」 という 「スタイル」 を取るか・取らないかは別にして、「セ/ックス」 の経験があるか・ないかは、「性」 に対する嗜好を表しているとも言えるのです。

 

そして生来、「セ/ックス」 を好まないわけですから、「浮気」 や 「不倫」 もする筈がありません。(苦笑)

 

***

 

もちろん、自分の女房や彼女のことが 「好きで好きで溜まらない」 男は 「浮気」 なんかしないでしょうし、仕事に忙殺されて、寝る時間さえも惜しむ人は、女性のことを考えている時間すら、持ち合わせていません。

 

しかし、これらの調査が示していることは、男性も女性も、三つのタイプに分かれるということ。

 

1/3 の男性は、「浮気」 や 「不倫」 を楽しみ、また別の 1/3 の男性は、女性をお金で買い、そして、残る 1/3 の男性は、そもそも 「セ/ックス」 には全く興味がないか、あるいは、異性との 「セ/ックス」 には全く興味がないのです。

 

そして、女性の場合も、

 

1/3 の女性は、「浮気」 や 「不倫」 を楽しみ、また別の 1/3 の女性は、「セ/ックス」 に興味を示さず、そして残る 1/3 の女性は、不倫や浮気をしない人達なのです。

 

 

「ニッポンのセ/ックスを読み解く(2)」 の記事でご紹介した、自称 「独身研究家」 の 荒川和久氏は、

 

「いつの時代も 『恋している男女』 は3割だけ」

 

と言っていましたが、ようやく腑(ふ)に落ちた次第。(^^;

 

「トキメキ」 であれ 「セ/ックス」 であれ、追い求めるのは、男も女も 3人に2人。

しかし、その2人の人のうちの1人は 「恋を楽しめる人」 つまりは、相手の出来る人であり、もう1人の人は 「恋を楽しめない」 人、すなわち相手の出来ない人。

 

どうやら、そういう意味のことのようです。(笑)

2019/04/22

ニッポンのセ/ックスを読み解く(4)

過去の記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く(3)」 の続きです。

 

ここ数年、「ゲスの不倫」 が流行りました。

 

「不倫する」 ゲスもいれば、それをあざとく 「人前に晒す」 ゲスもいて、またまたそこから逃れようと、狡からい 「言い訳をする」 ゲスもいれば、それをまたこっ酷く 「こき下ろす」 ゲス。

テレビ番組は 「人民裁判」 さながらで、日本人一億総 「ゲス」 社会に、なり下がった異常な数年でした。

 

妻や旦那の浮気が露見して、渡辺謙さんのように、「離婚」 に発展する場合もあれば、ご真希のように 「訴訟」 に発展する場合もありますし、同じく 「モー娘」 の矢口真里のように、不倫相手と結婚する場合もあったりします。

 

「離婚」 するも、結婚生活を 「続ける」 も、二人の心次第。

いろいろと理由はあるでしょうが、嫌々ツライ生活を続ける必要もないでしょうし、大事なことは、二人がこれからも家庭を再構築する意思を持っており、かつ、実現可能性も含め、二人が再出発する合意が出来るか否かなんだと思います。

 

20代や30代の 「浮気」 や 「不倫」 は、まだ若いこともありますし、その分純粋であるのか、それとも、かなり生々しいためか、感情的になりがちですが、40代や50代の 「不倫」 や 「浮気」 ともなると、大人になってくるのか、はたまた、ずる賢くなってくると言うのか、既婚者の場合、家庭を壊してまで不倫しようという人は、あまり見掛けません。

やはり若ければ再出発も可能ですし、純粋であるがゆえに 「裏切られた」 という思いも強くなるのでしょう。

 

***

 

「浮気」 も 「不倫」 も既婚者の場合は 「不貞行為」。

決して褒められる行為ではありませんが、しかし、それ自体は 「犯罪」 行為ではなく、あくまでも配偶者の 「権利の侵害」 に過ぎません。

 

暴かれた 「他人の不倫」 を批判して、そして一緒に叩く多くの国民。

では、実際にどれだけの人が、「浮気」 や 「不倫」 をしているのでしょうか?

 

   「男は全員、浮気をする」

 

という女性もいれば、

 

   「浮気をしない男も、実際に存在する」

 

と主張する女性もいます。

 

そもそも、異性に淡白だったり、セ/ックスが好きでない男性もいれば、自分の女房が好きで好きで溜まらない男性もいます。そういった男性は浮気しないでしょうし、仕事が忙し過ぎて、「浮気」 や 「不倫」 をするだけの時間や体力がない人もいるかも知れません。

また、「浮気」 や 「不倫」 は、一方的に出来る行為ではありませんので、中には、「浮気したくてしたくて、仕方がない」 のにもかかわらず、相手が出来なくて、「浮気できない」 男もいるかも知れません。

そうでもない限り、やはり男性には、一定の 「不倫」 をするリスクが掛かってくると思います。

ですので、どちらも正しいと言えるでしょう。

 

しかし、それは男性ばかりでしょうか?

 

「浮気」 や 「不倫」 には、相手が必要なのです。

中には、自分が 「既婚」 であることを隠して、付き合おうとするゲスもいますが、「不倫」 を承知で付き合う人も少なくありません。

 

人生に1回だけの過去の過ちも、懲りずに何回も繰り返す確信犯も、浮気は浮気、不倫は不倫。

 

***

 

前回の記事 「女性が中でイクために(10)」 でご紹介した、日本性教育協会が発行している 「現代性教育研究ジャーナル」 に掲載されている記事 「『【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ』 結果の概要」 を見ると、次のような調査結果が出ています。

 

 

 

なんと、20代では、男性の方が純真なんですね!?(笑)

浮気や不倫の経験のない人は、男で 68.3%あるのに対して、女性では 57.4%です。

30%強の男が浮気の経験があるのに対し、女性の方は 40%強。(笑)

女性おそるべしです。(笑)

 

30代40代で、男性の浮気不倫率は、60%代に大きく飛躍します。(笑)

そして、50代60代と階段を上る度に、70%、80%弱と増加していきます。

きっと 「オヤジ化」 が関係しているのかも知れません。ww

しかし、現在進行形は、40代から50代をピークに、60代では大きく半減しています。

 

30代以上の男性であれば、「3人に2人は、浮気の前科がある」 ことになります。(笑)


 

では女性の方は、どうかと言うと、

 

何とこの調査で一番すごいのは、20代と30代。

20代で40%強、30代で45%弱を記録し、それから40代50代と40%強で安定していますが、オレンジ色の部分は、過去に浮気や不倫の過去があった人の部分ですので、経年で増えこそすれ、減ることはありません。

 

女性で、50代と60代にギャップが見られるのは、時代の違いでしょうか?

現在の60代と言えば、ビートルズから、ディスコの初期に掛けての人達。フリーセ/ックスといったヒッピー文化には若干若過ぎて乗れなかった世代。ちょうど団塊世代以降の人達です。

 

女性の場合は、世代によって異なるものの、浮気や不倫の経験があるのは、2~3人に1人という計算になります。

 

「現在もある」 と回答した人達は、30代から50代の男性で、8~10%。

女性の場合は、20代から50代で、4~5% となっています。

おかしいなー、またまた人数が合いません。(^^;

この調査においても、風/俗の利用が 「浮気」 や 「不倫」 にカウントされているんでしょうか?(苦笑)

 

***
 

風俗の編入を確認するために、ジェクスのレポートにある 「これまでにお金を払ったセックス(性交渉)をしたことがあるか」 という項目のデータを使ってみることにします。

お金の絡む 「風/俗」 や 「援/助交際」 あるいは 「愛/人契約」 の類のようです。それを示すのが、図3です。

 

 

現在進行形のところだけを見ると、このような有償サービスを利用している場合は、図2の問いにおいても、図3の問いにおいても現在進行中となっているはずです。

そして、こういったサービスを利用している男性の場合は、特定の女性と不倫関係にあるケースは少ないものと仮定すると、現在、配偶者や恋人以外との性交渉があるとする男性のボリュームは、2.2~5.2%となり、現在、配偶者や恋人以外との性交渉があるとする女性のボリューム4.1~4.5%と比較的近い数値になります。

 

男性の場合、婚外恋愛あるいは浮気なのか、お金の絡む商売なのかを見てみると、次のグラフのようになります。

 

 

20代ではお金がありませんが、30代は既婚者の場合は出産などもあります。手っ取り早く風/俗等を利用しているということなのでしょうか?

40代になると、仕事で責任ある立場につくなど、部下との交流が増えます。ちなみに不倫が一番多いのは今の時代でも 「職場」 です。(笑)

50代でサービスの利用が増えているのは、若い子狙いなのでしょうか?(笑)

 

この仮説が正しいとすると、5~10%の男性が 「浮気」 や 「不倫」 をしており、純粋な 「不倫」 は、46.4%で、風/俗その他が 53.6% ということになります。

 

「ニッポンのセ/ックス 2018年版」 が既婚者に限定した値であったため、過去の記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く」 では、これを独身者も含めた数に補正してみましたが、その値が 11.3%。ジェクスの調査結果では、8~10%ですので、まあまあ良い線行っていると言えます。(笑)

 

風/俗の利用にもめくじらを立てる女性もいるかも知れませんが、「3人に1人」 は風/俗を利用し、そして、「3人のうちのもう1人」 が純粋な 「不倫」 をしている計算になります。

 

「男性も女性も、純粋に不倫や浮気をする人は 1/3」  ということになります。

男性の場合は、そこに、「風/俗その他を利用している、別の 1/3 の人達」 が加算されているということになります。 

 

そして、残る男性の1/3が、「浮気」 も 「不倫」 もしないし、「風/俗」 にも通わない人達 ということになります。

 

では、その人達はいったいどのような人達なのでしょうか?

次回はそのあたりを掘り下げてみたいと思います。(^o^)/

2019/04/22

ニッポンのセ/ックスを読み解く(3)

前回の記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く(2)」 の続きです。

 

相模ゴム工業が日本全国に渡り実施した 「セ/ックス」 に関する大規模調査 「ニッポンのセックス2018年版」 は、「パートナーのいる夫婦やカップルの2組に1組がセ/ックスレス」 であるとか、「パートナーのいる夫婦やカップルの3人に1人が浮気や不倫をしている」 という部分のみがセンセーショナルにうたわれていますが、「同じ不倫であるにもかかわらず、何で男女差があるんだ?」 ということで、前々回の記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く」 では、その原因を考察し、前回の記事 「ニッポンのセ/ックスを読み解く(2)」 では、パートナーのいない人も含めて、「不倫や浮気をしている人の比率」 を推計してみました。

 

***

 

しかし、この情報だけでは、「セ/ックスの満足度」 といった 「セ/ックスの質」 にまで議論を深化させることは出来ません。

 

そこで適当に、セックスの実態的な調査を見つけてきました。(笑)

 

(1) With 

 

   「イマドキ女子のセックスの実態♥人には聞けない…女子の本音が炸裂!【男子も必見!】」

 

しかし、内容を見てみると、「セックスは好きですか?」 の設問に 「はい」 と答えたのは、84.1%。「今までに経験した人数」 の回答に、0と答えたのは1%の人達で、平均値は5人前後。半数の人達は6人以上。また、「パートナーとのセックスに満足している」 のは、60.5%で、定期的にセックスする相手が1人なのは、69.5%で、2人以上は、16.2%。

そして、「イクために努力をしたことがある人」 は、39.9%、セ/ックスで 「イッたことのある人」 は、65.7%であるのに対し、「イッたことのない人」 は、34.3%。

このうち、「毎回イケる人」 は、36.77%で、「外イキ」 は、65.2%、「中イキ」 は、34.8%。

「イッたフリをしたことがある人」 は、60.1% 、「アブノーマルなセックスに興味のある人」 は、52.4% 、「オ/ナニーをする人」 は、68.7% という結果になっています。

 

全体的にセ/ックスに対して積極的で、感覚的には、数値が大きすぎるような気がします。

ちなみに調査は、With 編集部で、調査対象は 300名の OLです。調査としては、あまり母数は多い方ではありません。

自分は、「With」 というファッション雑誌の具体的な内容は知らないのですが、多少は意識高い系であるのか、読者層のバイアスを受けてしまっているような気がします。

 

これと対比するために、相模ゴム工業と同じ 「コ/ンドームメーカー」 である、ジェックス株式会社が実施した 「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2017」 を見てみました。

こちらは、相模ゴム工業ほど大規模ではありませんが、20歳から69歳までの男女を対象に、各都道府県毎に107件収集を行った有効回答 5,029人の調査結果です。

 

(2) ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ

 

こちらを見ると、

 

「性欲の高まりを感じたことがない」 のは、30.5%

「マスターベーションの頻度」 では、「まったくしたことがない」 人は27.8%。20代は、34.1%の女性が経験していませんが、年齢が高まるにつれて、「まったくしたことのない」 人は、24%代にまで減少していきます。

「セックスの際の悩み」 では、「快感が得られない」 が13.2%、「オーガズムに達することが出来ない」 が 22.5% となっています。ちなみに、その他の問題では、「挿入時間が短い」 は、9.1%、逆に 「挿入時間が長い」 は、6.1% となっており、47.7%の女性は、特に悩みはないという回答になっています。

実に、セックスで気持ち良くなれない女性の数の平均は実に 35.7%、ちなみに 20代では、46.6%の女性が、快感やオーガズムを経験出来ていないという結果が出ています。


「セックスの回数」 を見ると、月1回未満(セックスレス)は、男性で57.1%、女性で63.3%に達していますので、相模ゴム工業の数値と比べると、かなりアンダーに出ている可能性があると言えます。

 

ちなみに、「日本家族計画協会」 のホームページに掲載されている、「ジェクス・ジャパン・セックス・サーベイ2012 調査結果の概要」 を見ると、次のようにあります。

 

「セックスの際の絶頂感」を「オーガズム」とした上で、「今までのセックスでオーガズムを感じたことがあるか」と尋ねると、「いつも感じる」「だいたい感じる」の割合は、未婚女性では32・0%既婚女性では36・4%と違いが少ないものの、未婚女性では年齢が上がるにつれて高くなり、既婚女性では年齢による違いがさほどないものの、50歳代で43・6%となっている。

 「オーガズムをもっとも得やすい」のは、未婚、既婚とも6割超が「セックスの最中」と回答するも、「自分でマスターべーションをしている時」も2割を超えている。未婚女性は、20歳代では「セックスの最中」48・1%、「自分でマスターべーションをしている時」40・3%のように、若い女性ほど「自分でマスターべーションをしている時」の割合が高くなる傾向がある。「セックスの最中」にオーガズムを得る割合は未既婚ともに50歳代、60歳代が高い

 

 感覚的には、コチラの方が実態に近いように感じます。

 

1980年生まれのポケベル世代は、結構 「性」 に奔放でしたが、現在の若い子達は、その頃よりもずっと保守的になって来ています。

ちなみに、国の出生動向基本調査によると、童/貞・処/女の比率は、それぞれ以下のような感じで推移しています。

 

(1) 男性の童/貞比率の推移

 

男性の場合は、2005年あたりが底となり、そこから上昇に転じています。

2005年に20歳と言えば、1985年生まれくらいの世代です。

 

(2) 女性の処/女比率の推移

 

女性の処/女率も2005年あたりが底を打っていますが、女性の2010年からの、20歳から24歳における処/女の増加が、かなり顕著です。ミレニアム世代。丁度2000年生まれあたりの世代に、何か大きな出来事でもあったのでしょうか?

 

***

 

「With」 と 「ジャクス」 の結果を比較すると、いずれもセックスで 「イケてない女性」 の比率は、35%前後

これには、「そもそもセ/ックスは好きではない」 という人や 「性欲が沸かない」 といった、30%の人達も含まれるでしょう。

 

また、「毎回イケてる」 と回答したのは、どちらも 36.7%前後

「With」 の設問は、「イケてる」 か 「イったことがない」 の二択なので、気持ち良かったことも含めて 「イケた」 と認識している 「微妙な人」 も含まれているように思われます。

 

***


そもそも、「性欲がない」 と言う人達も 30%ほど存在し、その半数である15%の女性は、そもそもセ/ックスが好きではないと思っている人達。残りの15%の女性は、セ/ックスが嫌いとまでは言わないけれども、オーガズムを味わったことがない人達。これが全体の35%。

 

そして、「性欲」 は感じるけれども、気持ち良くなれない女性は、全体の約2割(20%)ほど。

確実にイケてる女性は35%から40%前後。

残りの25~30%の人達は、性欲もあるし、セ/ックスは気持ち良いし、好きだけど、イケそうでいて、なかなかイケない人達と言うことになります。

 

年齢と共に比率は変化しますので、一概に何%とは言えませんが、一度もオーガズムを経験したことのない人が 1/3、いつも確実にイケてる人が1/3、そして、どっちつかずの人達が1/3。

 

「セ/ックスの最中に 「オーガズム」 を得る割合は、50代60代に高い」 のは、その歳になっても諦めない ”気持ち” の問題もあると思いますし、若い頃は、自分でする感覚とセ/ックスで感じる刺激のギャップに混乱しますが、年が経つにつれて、男性から得られる刺激に慣れてきて、それを 「快感」 と感じることが出来るようになってきているのかも知れません。

もしくは、そのときのパートナーは以前のパートナーと異なる人で、セ/ックスが上手な人に当たったのかも知れません。(笑)

 

最終的には、4割ほどの女性が、「外イキ」 または 「中イキ」 もしくは、その両方でイケるようになるということです。

 

***

 

自分の経験でも、いろいろなタイプの女性がいます。

 

「セ/ックスは昔から好きではなかったし、性欲もなかった」 という女性が、40歳になる前に突如、性欲を覚えるようになり、会うようになって2回目で 「中イキ」 した女性もいます。その子はその後、マルチプル・オーガズムで、それこそ1回のセ/ックスで、20回も30回もイケるようになりましたし、やはり、「外」 でも 「中」 でも感じない女性でしたが、その女性の場合は時間は掛かったものの、今では、「中イキ」 も 「脳イキ」 も出来るようになった女性もいます。

 

「性欲」 の 「ある」・「なし」 は、主にホルモンの問題だと思いますが、

 

「不感症」 というものがあるのだとしたら、それは自分的には 「単なる症状」 あるいは 「状態」 に過ぎなくて、その女性の 「心」 の問題であったり、「感じ方」 あるいは 「意識」 の持ち方を変えることで、確実に改善できるものだと思っています。

 

何かのヒントにでもなれば、光栄です。